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大商大Story岡 建吾・森田 孝義 氏

川と自然と人の絆でもたらされた意識改革

環境に対する意識を高め、人間力も高められた貴重な経験

フィールドワークゼミナールに入ろうと思ったのはなぜですか?

淀川や保津川など、河川環境の保全をテーマにした原田禎夫准教授のフィールドワークゼミナールに入ったのは3年生からです。
2年生のときは他のゼミに所属していたのですが、ゼミの説明会のときに聞いた原田先生の「ここに入れば成長できるよ」という言葉で決心。学生が地域の問題解決を地元と一緒になって取り組むことを応援する世界的組織、「Enactus(エナクタス)」のプレゼンテーションに参加できるということを知り、ぜひ挑戦したいと思い原田ゼミに参加しました。
森田
保津川にはペットボトルや空き缶のほか、建設ゴミや医療廃棄物など、実にいろいろなゴミが落ちているんですね。伝統ある「保津川下り」の船頭として、何とかゴミのないきれいな川に戻ってほしいという思いから、原田先生に相談したことがきっかけで2007年からスタートしたのが「プロジェクト保津川」です。
原田先生のゼミの学生さんには、保津川で定期的に実施しているゴミの清掃を手伝ってもらいながら、観光客にアンケート調査をしたりゴミの量や種類を細かく調べてもらっています。こうした調査結果のデータは、将来的にゴミ規制の法令をつくるためには不可欠なもの。私たちではできない部分を学生さんにやってもらえるので、本当に助かっています。

「プロジェクト保津川」の活動で印象に残っていることは何ですか?

保津川では、川の途中につくられた堰によって天然鮎の遡上ができない状態になっています。そこで、保津川の漁協組合の方々が稚魚を下流で放流して、堰の手前で遡上してくる鮎を捕らえて上流域に放すという作業をされています。
その取り組みに原田ゼミも参加し、私も遡上調査とともに、網を大きく広げて川面に放ち魚を一挙に捕まえる「投網」に挑戦。初心者の割にはうまくできたことから、いつのまにか"投網名人"と呼ばれるまでになりました(笑)。
森田
川に慣れ親しんでいる人間でも難しいことなのに、"投網名人"はすごい(笑)。ゴミ拾いや調査にしても、実際に保津川の悲惨な状況を彼らのような若い世代に知ってもらうことは本当に意義のあること。私たちは、保津川の現状を地域の方々に知ってもらうために川遊びなどのイベントを行い、小学生などもっと下の世代からの啓発活動も行っています。

活動を通してここが変わった、成長したと思うことは何ですか?

ゴミが気になり、道に落ちていると拾うようになりましたね。また、川のゴミが山や海にまで至る、広い地域に悪影響を与えていることなどを実地で学ぶことで、自然を大切にしないといけないと真剣に考えるようになりました。この活動をきっかけに、環境汚染など、社会的な問題にも眼が向くようになりました。
森田さんのような社会人の方々と数多く接することで、敬語の使い方とか目上の人に対する接し方など、社会に出たら当たり前のこともできるように。社会人としての心構えや、素養が身に付いたことも大きいですね。
フィールドワークゼミのある、大商大だからこそできた体験だと思います。

森田
学生さんは、本当に変わりますよね。1年生のときは態度や雰囲気も「子どもだな...」という感じで、何より自然に対する認識が甘い。保津川は渓谷を流れる川なので、ゴミを拾うのに非常に危険な場所もあります。
そんな場所に、最初は街を歩くような格好で来ていた学生さんが、自然の厳しさに接することで体で覚えてうまく修正し立派に活動ができるようになります。4年生になるまで彼らの成長過程に立ち会い、大人になっていく姿を見るのは感慨深いものがありますね。

これからの目標を教えてください

私は、中小企業を対象とした経営コンサルティングの企業に内定が決まりました。もともと憧れていた仕事ですが、原田ゼミでさまざまなバックボーンを持つ社会人の方に接して、より一層興味を持つようになったことが志望の理由です。ゼミで目上の方ばかりのなかで活動したことは、就職活動をするうえでも大いに役立ったと思います。
私の実家は、愛媛のみかん農家。遠い将来、会社で築いた仕事のノウハウを実家の稼業にも取り入れ新しい事業を立ち上げ、東京などもっと広い地域で展開する...。そんな夢も描いているところです。
森田
岡君だけでなく学生さんは、年齢的には息子•娘のような存在。彼らの就職先が早い段階で決まると本当にうれしいですね。
企業も真に役立つ人間がほしいと思っているので、有能かどうかをきっちり見ています。そういう意味では、大商大の学生さんは活動を通してたくましくなっていくので、企業にとってはぜひとも来てほしい人材ではないでしょうか。
私たちの願いとしては、これからも岡君の後輩たちに引き続き頑張ってもらい、「プロジェクト保津川」の活動を一緒に盛り上げ続けてほしいですね。

ひと言コメント

大きく成長できるのが大商大のよさ。経済と自然の関係に興味がある人はぜひ! 大商大の学生さんは皆熱心。保津川を一緒にきれいにしましょう!

原田ゼミナールの活動はこちら!

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