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地域経済政策専攻博士後期課程

カリキュラムの特徴

多角的・総合的・学際的な視野からアプローチする「地域問題特論」

経済面のみならず、歴史的・社会・文化などの諸分野から多角的・総合的・学際的に地域問題をとらえ、実地調査、文献購読、資料分析、討論などの多様な方法を用いて研究します。

博士論文へアプローチする「特殊研究」

経済学・経営学の立場から地域問題を考察し、地域の豊かで個性的な発展にふさわしい産業活動のあり方を考える「地域経済特殊研究」、地域問題の解決と政策立案のために不可欠である地域発展のメカニズムの総合的理解を通じて、望ましい地域政策のあり方を明らかにする「地域政策特殊研究」、地域間比較の視点からその個性や差異の研究を通じて地域のあり方を考える「比較地域特殊研究」という3つの特殊研究から研究課題に取り組みます。

授業科目表

授業科目単位数備考
必修選択自由
◇地域問題特論Ⅰ   1   4単位以上
選択必修
◇地域問題特論Ⅱ   1  
◇地域問題特論Ⅲ   1  
◇地域問題特論Ⅳ   1  
◇地域問題特論Ⅴ   1  
◇地域問題特論Ⅵ   1  
◇地域問題特論Ⅶ   1  
◇地域問題特論Ⅷ   1  
◇地域問題特論Ⅸ   1  
◇地域問題特論Ⅹ   1  
◇地域問題特論Ⅺ   1  
◇地域問題特論Ⅻ   1  
地域経済特殊研究   4   4単位以上
選択必修
地域政策特殊研究   4  
比較地域特殊研究   4  

博士論文の提出要件

  1. 独創的で優れた内容をもち、また高度の研究能力及びその基礎となる豊かな学識を有することが認められること。
  2. 学位論文の主たる内容を含む自著の学術論文が1編以上あること(当該学術論文は、学会誌などの学術雑誌等に掲載され、印刷物または電子媒体として公表されたものとする。掲載誌には大阪商業大学が発行する論集や紀要などを含む)。
    ※掲載予定として受理されたものを含む。
  3. 中間論文を提出し、博士の学位論文提出資格の認定を受けること。

博士論文提出までのプロセス例

博士論文テーマ例

近現代大阪における雑菓子業界についての研究

著者自身が菓子業界の発展に長く携わってきた経験を活かし、大阪の雑菓子業界の歴史をまとめ、その意義を見出した独自性の高い論文である。これまで全く調査研究がなされてこなかった大阪の雑菓子業界について、業界新聞などの関連資料に基づき、およそ100年間におよぶ業界の歴史的変遷やその社会背景を示すことに成功している。

カジノ価格をコントロールするための心理的・確率的要因の解析と手法

─マクロ価格とミクロ価格─

カジノは近年、日本への導入が期待され活発な議論が行われているが、ビジネスモデルとしてカジノを分析している先行研究は日本にはほとんど存在しない。この論文はカジノにおける価格がどのように決定するかについて確率論や期待値といった数学を用いて説明し、カジノ経営の収益構造を明らかにすると同時に、心理学や行動経済学などを用いて人々がギャンブルに動機付けされるメカニズムを分析することで顧客が主観的に感じる価値を明らかにし、「カジノにおける価格とは何か」を考察している。

都市型産業集積の新展開

─東大阪市の産業集積を事例に─

鋳物・伸線・鋲螺などに代表される東大阪の産業集積の特性を明らかにし、都市型産業集積の新しい方向性を模索・検討している論文である。特に、産業集積地として国内では東大阪市と並び称される、東京・大田区との比較を通して構造的特質を抽出し、中小企業の生産構造の観点から東大阪の産業集積地としての可能性を提示している。

自動車交通と都市構造に関する計量分析

自動車交通はガソリン消費による地球温暖化や大気汚染などを通じて環境への負荷が大きい。1987年に環境と開発に関する世界会議が提唱した「持続可能な発展」を基礎として交通の環境的な持続可能性に焦点を絞り、大阪都市圏をモデルとして仮説的な再都市化政策を自動車交通との関係で検討を加え、持続可能な都市交通政策について論究している。

その他のテーマ例

  • 都市における水辺空間の再生 −岡山市西川緑道公園を中心に−
  • 我が国の大都市圏アウターエリアにおける郊外化の進展とその課題 −京都府京田辺市・精華町・木津町を事例として−
  • 地域資源を活かした地域産業政策の展開 −大阪府の地域分析を中心として−
  • 中国における巨視的な地域経済発展政策に関する研究 −京津冀地域(北京市・天津市・河北省)からなる首都経済圏を中心に−
  • 日本および台湾における二大都市の都市像について −国土の均衡ある発展を見据えて−
  • 移行経済下におけるヴェトナム国営企業の労働者意識 −中国企業との比較から見た政策的インプリケーション−
  • カジノ影響と地域住民態度の研究
  • 東北アジアの近代国家形成における朝鮮民族の役割 −中華人民共和国と朝鮮民主主義人民共和国創設を中心に−
  • 21世紀初頭における中国朝鮮族人口の流出状況 −延辺朝鮮族自治州・龍井市三合鎮の事例研究−

院生インタビュー

自分の研究を積み重ねて、専門家への第一歩に。

于 文蕾
地域経済政策専攻 博士後期課程
于 文蕾 / Yu Wenlei

博士後期課程に進学したきっかけ

私は大学院で小売業について研究をしています。大学時代に受けた小売業の授業のおもしろさに惹かれ、販売士2級の資格を取るなど、この分野に強く興味を持ちました。博士前期課程では、母国の中国に進出している日系小売業について分析し、修士論文を作成しました。自分の研究テーマについて探求すればするほど新たな発見があるのが、研究のおもしろさです。私は大学院でさらに研究を深めるとともに、自分もいつか専門家になりたいという思いから、博士後期課程に進学しました。

博士後期課程での学び

現在は、小売業の国際化の原因を研究しています。小売業は、かつてはドメスティックな産業でしたが、20世紀になり国際化が広がりました。小売業国際化の要因は、プッシュ要因とプル要因に大別できます。先行研究ではプッシュ要因からの分析が多いため、私は反対に進出先政府の政策の変遷など、プル要因の視点からアプローチをしています。博士後期課程では自主的にレポートを仕上げ、それを担当教員とマンツーマンで検討するのが研究の基本になります。担当教員からは自分の不足している点やこれからの目標などをいつも親切に指導していただけます。将来は中国に戻り、自分も専門家として活躍すべく、研究に邁進する毎日です。

指導教員からのメッセージ

研究に真摯に向き合い、共に学んでいきましょう。

孫 飛舟
経営革新専攻 教授
孫 飛舟 / Son Hishu

将来、研究者を目指す者にとって一番の関心事は、やはり研究の面白さに尽きるでしょう。物事の本質は何か、「正論」は真にその通りか、さまざまな事象に共通することはないか、と常に探求し続ける姿勢が欠かせません。そして、新たな発見があるたびに大きな喜びを感じ、それがまた新たな研究に向かう糧になっていくでしょう。
博士後期課程では、大学教員になりたい方や研究に従事したい方など、いわば「研究者の卵」という人たちの進学を歓迎しています。高度な専門知識を持ち、「専門家」になるための人材育成を目指していますので、ここで学ぶ人の基本姿勢としては、自らの研究テーマに沿って深く探求し、自発的に学んでいくことが大切になっていきます。まずは自分から文献レビューやデータ収集を行い、そして、指導教員とディスカッション(議論)形式で互いの意見を述べ合いながら、生きたヒントを得てさらに深く調べていく、という研究の繰り返しです。他人の意見に耳を傾け、謙虚に聴きいれられる能力、自分の研究を他人にうまく伝えられる能力も必要です。私たちと共に学んでいきましょう。