経営学科生の4年間

経営やマーケティングに触れ
企業活動の奥深さを知った

総合経営学部 経営学科 4年

清重 結捺さん

(神戸市立神港橘高等学校出身)

清重さんの4年間

1年次

簿記をより専門的に理解を深める

高校で簿記を学んでいたこと、社会の仕組みを知りたいと思ったことから経営学科へ。マーケティングや簿記、商学概論など、興味を引かれる科目をたくさん履修しました。

2年次

企業経営コースの授業を中心に履修

「経営組織論」では、組織面における経営戦略を学びました。従業員の数やチーム内の人間関係などがビジネスに影響をおよぼすことを知り、興味深かったです。

3年次

学内外で知識と経験を重ねる

商品企画や販売を通してマーケティングを学ぶゼミナールに所属。プロジェクトをやり遂げ大きなやりがいを感じたとともに、多様な人との交流から自分に自信がつきました。

4年次

小さな問題意識をきっかけに就職活動を行う

コロナ禍において在庫切れ商品が増えているというニュースを見て、物流に関心を持ち、物流会社を志望。働きながら業界の仕組みを学び、理解を深めていきたいと思います。

内定先

明治ロジテック株式会社

株式会社明治の物流子会社として、牛乳や乳製品など低温輸送で培った技術とノウハウを活かして、食品の輸送や物流改革の提案/受託を行う。

現在の学部・学科を志望した理由と、印象に残っている授業を教えてください。

商業科の高校に通っていたこともあり、大阪商業大学での学びが自分に一番合うのではないかと思い志望しました。中でも経営学科を選んだのは、社会やビジネスの仕組みを知りたいと思ったからです。1年次では簿記や経営学などの基礎を中心に、2年次では企業経営関連や情報分野の学びを探究。高校時代の学びに、より実践的かつ高度な知識が加わったことで自身の成長を感じています。特に「簿記」は勘定科目の意味まで理解し、財務諸表上の数字から企業の成長や経営状況の全体像を掴めるようになりました。また、4年次からのゼミは一人ひとりの「知りたい」をとことん追究できる環境があります。興味が新しい知識や考えへと変わり、学ぶ面白さを実感することができました。

日常で生まれた「問い」に対する自分なりの答えを模索するゼミ活動

アルバイト先の飲食店で、毎日多くの食品ロスが生まれている社会の現状を目の当たりにしました。「世界には満足に食べられない人がいるのにもったいない、一体どれくらいの食品ロスが日々生まれているのだろう」そんな疑問からゼミでは食品廃棄物をテーマにした研究を進めています。今後は関連論文を読み、学びを深めていく予定です。

最も力を入れて取り組んだことを教えてください。

3年次にあべのハルカスで開催されたイベント「ハルカス学園祭」に参加したことです。「ハルカス学園祭」には他大学の学生も参加し、各チームさまざまな取り組み発表が行われました。私たちはアパレルブランドショップを出店。チームメンバーでアイデアを出し合い、ブランドの立ち上げから商品開発、販売までを一貫して行いました。商品を見たお客様に「かわいい」と言っていただけた嬉しさは、今でも心に残っています。本プロジェクトを通じて、メンバーはもちろん、先輩や様々な年齢層のお客様と話をする機会がありました。多くの方と関わる中で、自分の考えが少しずつ変化し、新しいものの見方が身についていることを実感。大きな成長とやりがい、そして自信を得られる、貴重な経験となりました。

内定先企業を選んだ理由、今後の目標を教えてください。

2年次に新型コロナウイルス感染が拡大し、マスクやトイレットペーパー、アルコールなど私たちの生活に必要なものが不足する事態となりました。モノの供給が追いつかないだけでなく、モノを運ぶ人手が不足している状況を知り、物流の現状に関心をもつように。そこから物流業界をメインに就職活動に取り組み、希望業種の企業から内定をいただくことができました。今後、内定先から推奨されている「危険物取扱者乙種第4類」の資格取得の勉強を進めるとともに、物流の仕組みについても理解を深めていきたいと思っています。誰かがやらないと物は届かない。その使命感をもって社会で挑戦を続けていきたいです。