ファイナルプレゼンテーション | 大商大ビジネス・アイディアコンテスト | 大商大の学び | 大阪商業大学 - Osaka University of Commerce

大商大ビジネス・アイディアコンテスト

ファイナルプレゼンテーション

2023年度ファイナルプレゼンテーション結果報告

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受賞者全員で

2023年度は応募総数671件から、第1次・2次審査を突破した7名のファイナリストが、10月28日(土)、ユニバーシティホール蒼天にて公開プレゼンテーションを行い、学長賞はじめ各賞が決定しました。 また、企業賞受賞者にも自身のアイディアについて発表してもらいました。各賞の受賞者には、賞状と賞金が授与され、上位入賞者4名には副賞として、ビジネス研修も贈られました。詳細は下記の通りです。

受賞作品

学長賞

洗う時に便利?!水跳ねしないお玉
《自由部門》

アイディアの概要

「洗う時に便利?!水跳ねしないお玉」は調理器具を洗う人を対象とした商品です。従来のお玉はカーブしている所に水が当たると、外に向かう水の勢いを抑えるものがなく広範囲に水が跳ねてしまいました。しかし、「水跳ねしないお玉」はお玉の中央部分から外側に向かって三重の凹凸が付いていることで、水の勢いを抑えることができ、水が跳ねにくくなります。また、3重の凹凸が目盛りとなっており大さじ1、大さじ2、1/4カップの3種類の計量をすることができます。

今回の取り組みでの自分の成長と今後の目標

商学科4年 左近のぞみさん

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今回の取り組みで色々成長できたと実感しております。特に次の2つが成長できました。まず1つ目がプレゼンを行う上での話の組み立て方です。どの順番で話したら聞き手に伝わりやすいか、聞き手にとって何が必要な情報で何が不要な情報かということを考えられるようになりました。2つ目は人前であまり緊張せず話せるようになったことです。もともと人前で話すことが苦手だったのですが、家で発表の練習を沢山したり、実際のホールで練習することで馴れることができました。私は今年で卒業なので次のビジコンに参加できませんが、今回の取り組みで得たスキルを最大限に活かしてこれからの社会に役立てたいと思います。

副学長賞・オーディエンス賞

どこでもごみばこ
《自由部門》

アイディアの概要

アイディア名はどこでもごみ箱。カバンや様々な場所に着けて持ち運びのできる携帯ごみ箱。上部の金具部分をバネがま口で作成することで、片手で開けられるような仕様になっている。ベビーカーやカバンに着けて使用してもらう事を想定し、取り付け部分を装飾できるようにしているため、購入者自身でカスタマイズしてもらうことが可能である。また、最後に取り付ける袋部分も中身が見えないものやかわいい柄が入っているものを使うことで、使用する人が自由に選ぶことができるようにしている。

今回の取り組みでの自分の成長と今後の目標

経営学科4年 藤田彩華さん

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今回、ビジネスアイディアコンテストに参加することで、商品を考え、制作する難しさと大変さを知りました。ゼミナールで2年生から毎年応募していましたが、やっと4年生になり、発表する機会をいただけたことがとてもうれしく、予選通過時点では学長賞を目指すという目標をもって、挑みました。制作をしている中で、現実的に考えることや、実際に使用した感覚、類似商品との比較・差別化など様々な壁に当たりました。毎回壁に当たっていく中で、俯瞰的に見ることの大切さを学ぶことができました。今後、この経験を活かし、制作するときの自分の立場だけでなく、サービスや商品を使う立場の人の気持ちをしっかり考えることから、作成し販売する人の立場など多くに人の立場まで考えて作っていきたいと思います。

東大阪商工会議所 会頭賞

手助けドア
《自由部門》

アイディアの概要

私が考案したビジネスアイディアは「手助けドア」になります。このアイディアは普段買い物に時間がかかってしまう人や買い物においてあまり情報などを細かく知ることができない人、そして従業員が不足している現代の問題を解決するために考案しました。簡単な内容としまして、ドアの横に大型の液晶タッチパネルを設置し、そのタッチパネルに「商品詳細検索機能」と「商品ガイド機能」を付けることによって、ご高齢の方やお子さんなどでもコンビニやスーパーなどでの買い物をしやすくするという利点があります。また、お客さんを案内するといったことをこの手助けドアが解決することによって従業員が不足している小売店などで従業員さんの負担を減らすことができます。

今回の取り組みでの自分の成長と今後の目標

経営学科3年 乾口翔大さん

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今回、ビジネスアイディアコンテストに参加させてもらうことで私は「視点を別に持つこと」、そして「アイディアを自分なりに可視化できるようにする」という2つの成長をすることができたと思っています。「視点を別に持つこと」については私は最初この手助けドアは「従業員さんを助ける」というひとつの視点のみで考えていました。アイディアの内容もお客さんを案内する機能だけで大きな利点は従業員のみでしたが、小売店のメインターゲットを助けるような機能をつけることによってマルチ視点で手助けドアというアイディアを活かす方法を考えることが出来ました。またアイディアの可視化については自分のアイディアはサービスに該当するため、本品を用意することがかなり難しいものです。ですが、プレゼンに置いてサービスのアプリケーションとしての画面を見せることによってわかりやすさを取り入れること、そして今後の商品展開をどう考えているかなどによって将来性を考えることが出来ました。私は今後の目標として、従業員視点とお客様視点を持ちながら社会に貢献していきたいと思っています。

NPO法人東大阪地域活性化支援機構 理事長賞

2way ピンセット・トング
《企業部門》
課題提供企業:スマイルキッズ株式会社

アイディアの概要

私が考えたアイデア商品は、2wayピンセット・トングです。2wayピンセット・トングとは、「すくってはかり、つかむ・はなす」の2wayの機能が備わった商品です。既存商品である「つかむ・はなす」ことができるピンセットやトングと、「はかってすくう」ことができる計量カップや計量スプーンとの特徴を足し合わせてできた商品です。

今回の取り組みでの自分の成長と今後の目標

公共学科2年 三宅愛未さん

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私は、ビジネスアイデアコンテストを通して、試行錯誤する力と伝えたいことをコンパクトにまとめる力が身についたと感じています。試作品を作成する中で、自分の思い通りの作品にならなかったとき、何度も考えて、少しずつ改善をしました。身近なものから、様々なインスピレーションを受け、自分のイメージしている作品になるように模索し続けました。プレゼンテーションのパワーポイントを作成する際には、伝えたいことを最大限に示すということを心がけました。画面内にできるだけ大きく見やすい画像を貼り付け、言葉はできる限り短く、コンパクトにするようにしました。それらの過程で、たくさん悪戦苦闘し、ものづくりへの感謝をすることもできました。普段何気なく使っているものもたくさんの人が試行錯誤し熟考され、私たちの手元に届いているということに気がつくことができました。

審査員特別賞(順不同)

型取り下敷き
《自由部門》

アイディアの概要

私の考えた型取り下敷きは、いたって普通の下敷きの裏面に工夫を施したものになります。授業中に書くノートの一部を強調する際に書く直線や円の図形は、フリーハンドではあまり上手に書けません。そんな悩みを解消する為に考えたのがこの下敷きで、裏面に直線や円などの図形を形取った溝を作ることによって、上からなぞることで綺麗な図形を書くことができるという商品です。また、形取る図形の種類を変更することで、学生以外のニーズに応えられる特徴も持ち合わせております。

今回の取り組みでの自分の成長と今後の目標

商学科2年 秦美羽さん

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今回のビジネス・アイディアコンテストを通して、私はビジネスのイメージを具体化して、さらにそれを人に伝えるという難しさを実感しました。今まで、何かアイディアを考えることがあっても、それをどう収益化してビジネスとして成功させるのか、そしてその考えを実際に人に話して評価していただくという機会はなく、どれも初めての経験をさせていただきました。今回は、自分のアイディアを深く追求してそれを上手に表現することができなかった為、この失敗を活かして今後は自分の考えを客観視して人の心に響くプレゼンを心がけようと努めます。

審査員特別賞(順不同)

バス空席丸わかりシステム
《自由部門》

アイディアの概要

バス空席丸わかりシステムとは、ICチップ入りクッションとアプリケーションを組み合わせたもので、小さな子供がバス車内に長時間、置き去りにされないための確認サービスです。このサービスは、バス車内にクッションを敷き、アプリと連動することで、子供の安全を確認することができます。また、アプリの特徴として、①バス車内の安全確認、②子供の乗車確認、③共有・連絡があり、子供がバス車内に長時間、取り残されるのを未然に防ぐことができます。

今回の取り組みでの自分の成長と今後の目標

経営学科3年 鎌田翔太さん

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今回のビジネスアイディアコンテストで成長したことは、プレゼンを通して聞き手にわかりやすく伝える力です。PowerPointを作成しているときにいかに自分のアイデアが聞き手にとって興味を持ってもらい、心に刺さるプレゼンができるかを考えながら発表の準備をしました。また、アイデアを何度もブラッシュアップすることで考える力もつけることができました。発表当日は、聞き手に感情を込めて伝えることを意識して、自信をもって発表することができました。今後の目標は、今回は審査員特別賞と私自身が狙っていた賞ではなく、悔しい思いをしたので、来年のビジネスアイディアコンテストでは、学長賞を取れるように頑張りたいです。

審査員特別賞(順不同)

安眠できるネックピロー
《自由部門》

アイディアの概要

安眠できるネックピローとは従来のネックピローにフード付き、ブランケット付き、ピロー部分を膨らませる機能が付いており、さらにブランケットの中耳を覆うことが出来るイヤーカバーが付いている多機能のものとなっていますフード、ブランケット共にピロー部分にしまうことができ、両方使用する場合はピロー部分を膨らませる事で枕の役割を果たします。安眠できるネックピローを使うことで座りながらなどどこでも安眠することが出来るというものです。

今回の取り組みでの自分の成長と今後の目標

経営学科4年 小山蒼夢さん

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今回の取り組みで成長したところは、1からアイデアを考えそれを自分でしっかりプロデュースする力がついたと思います。フィードバックなどをいただく中で欠点がないようにどうすればいいかを考えブラッシュアップしていくことが出来たと思います。またパワーポイント作成もフィードバックを貰う前にどこが現状あんまり良くなくて突っ込まれそうかを事前に考えて指導の際に有意義な時間を過ごせました。それに加えて本番にもしかしたら質問されるかもしれないところを予想してスライドなど作成できた所が成長したところです。今後の目標としてはこのプロデュース力で営業を行って契約を取れるようにしていきたいと思っています。

審査員特別賞(順不同)

枕変身カバー
《自由部門》

アイディアの概要

「枕変身カバー」は、どこでも快眠を提供し、眠気に悩まされず、質の高い働き方を実現します。 「枕変身カバー」は使いやすいシンプルなデザインです。肌触りの良い生地がリュックや鞄を包み込みます。 「枕変身カバー」は、類似製品と比べ、洗いやすく、持ち運びやすいです。

今回の取り組みでの自分の成長と今後の目標

商学科2年 柳澤志哉さん

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私がこのビジネスアイディアコンテストで最も成長したことは、人に伝える力です。 私はプレゼン資料作成講座を受講して、人に共感してもらうためのプレゼンテーションの組み立て方やマインドセットを学びました。その講座で印象的だったことは「図式化は一瞬で直観的に理解しやすい」ことでした。そして私は、「直観的に理解してもらえる」資料を作ることをテーマに、このビジネスアイディアコンテストに取り組みました。 今後の目標は、今回の反省を踏まえて、来年のビジネスアイディアコンテストに出場することです。 今回の反省点は、まだアイディアを深める余地があることでした。来年は、もっと試行錯誤しようと思います。

企業賞

多機能クリップ~何個あっても困らない~
《企業部門》
課題提供企業:スマイルキッズ株式会社

アイディアの概要

私が考えたアイディアは多機能クリップです。概要は既存のクリップに新たな機能を追加したシンプルなアイディアです。 新たな機能一つ目が、クリップにスマホスタンド機能を持たせるというものです。私は普段、課題や作業を行うときにスマホを使うことが多く、そのたびにスマホスタンドを使っていました。ただ、スマホスタンドは持ち運びには不便で、外で使うことがなく困っていました。そんな時にクリップにスマホスタンド機能を付けたら、持ち運びも容易で、普段からよく使うクリップが進化するだろうなと思い、発案しました。 もう一つが、カッター機能です。このカッター機能に関しては、商品としての機能を上げるために付けました。ただ、郵便物をまとめるために使われているクリップにカッター機能をつければ、便利だなと考えていました。

今回の取り組みでの自分の成長と今後の目標

経済学科3年 倉元拓摩さん

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ビジネス・コンテストに応募した理由はゼミの活動で、最初は単位取得のためと軽い気持ちで考えていました。まさか自分が企業賞を取るなんて思ってもいなく、選ばれたときは嬉しさ半分、めんどくさいなと思う気持ちが半分でした。同時並行で文化際模擬店の代表も行っていたこともあり、一つに集中できず、最初はどっち付かずで本当に大変でした。ですが、細かく予定を決め、一つずつ確実にこなしていくことで、上手に進めていると実感が沸き、とても楽しめました。作業の中でもパワーポイントを使い、見ている側が理解しやすいように考え、工夫しました。 今回一番難しかったことは、やはり試作品の作成でした。「自分が考えた商品を作る」というとても難しいことを行った自分を褒めたいです。やってみるとその難しさは半端ではありません。ただ、自分が考えたアイディアがモノになり、完成品として実際に使えたことが嬉しく、とても良い経験になりました。

企業賞

文庫本専用本棚(仮称)
《企業部門》
課題提供企業:マツダ紙工業株式会社

アイディアの概要

この商品は、複数ある本のサイズの内のいくつかに対応していて、別々の大きさの本を隙間なく綺麗に収納しておけるというものです。本棚はダンボール製で移動させやすいので、自分がよく使うスペースに置くと読む頻度の高い本をすぐに取り出せます。例えば、漫画を読む際前の巻を読み返したくなった時、デスクに本商品を置くと通常の本棚から取るよりもスムーズに取ることができます。他にも、本体を縦置きする事で収納ラックになる等、一人暮らしの生活において役立つ機能を兼ね備えています。

今回の取り組みでの自分の成長と今後の目標

経済学部2年 尾田豪太さん

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今回のビジコンで成長した事は、自分を信じる気持ちを持てた事です。最初はなぜ自分が選ばれたか分からず、PowerPointもモチベーションが無い中作成していました。そこで先生から「自分の作品の良さは自分だけが知っている」というアドバイスを受けました。それから親に試作品を使ってもらった際に「これは便利だ」と言って貰えた事をきっかけに今まで見えなかった作品の良さが見えてきて、本番では自信を持って作品を紹介することができました。自分のアイデアが評価された事は勿論、導いてくださる先生方、応援してくれる家族や友達と全員で勝ち取った企業賞だと思います。今後の目標は、今回のビジコンの経験を活かして日常で役に立つ商品のアイデアを生み出し続け、自分や周りの人だけでなく、より多くの人の暮らしを豊かにすることです。