フィールドワークゼミナール
池田潔ゼミナール
フィールドワークによる中小企業と地域・社会との共生に関する研究
(フィールドワークゼミナールⅡ・Ⅲ・Ⅳ)
地域社会の一員である中小企業は、地域社会と共存する形で成り立っています。 たとえば中小製造業は地元から従業員を雇用したり、地域の他の企業と連携したりしてものづくりを行っています。地域との関係が深い中小企業ですが、近年、単に商品やサービスを提供するだけでなく、地域社会が抱える課題解決にも乗り出しています。池田ゼミではそれらの実態について調査し、学生目線で中小企業と地域社会との共生に向けた企画・提案を行っています。
町工場マップの作成
東大阪市は全国有数の産業集積地ですが、そのなかでも高井田地区は中小企業が数多く立地しています。そこで中小企業に実際に足を運び、グーグルマップに落とし込みながら、経営者の話など、取材した内容をマップとリンクした記事にまとめ、中小企業の情報発信に一役買ってます。
※Googleマップより引用
CSR報告書の作成
中小企業では実際に様々なCSR活動をしているにもかかわらず、それを情報発信できていない企業が多いのが実態です。そこで、池田ゼミではそうした企業のCSR報告書を作成しています。
中学生向け教材の作成
大正区はものづくりの町として知られています。そこで、大正区にある製造業にスポットを当て、経営者には創業にかかわる思いや、中学生向けのメッセージを語ってもらったり、従業員にはなぜその企業を選んだのか、仕事の面白さを語ってもらう動画を撮影し、パワーポイントに編集して教材を作成しています。
九条の「てづくり工場組合」を中心としたまちづくり
かつて鉄の街として栄えた九条は、近年はマンションや家が建ち並び、昔の面影や活気が薄れてきています。そうしたなか、若手経営者を中心に九条を再生したいと考える集団(てづくり工場組合)が生まれました。ゼミではこのてづくり工場組合と地域再生について議論し、議論の中から生まれた事柄を基に事業構築して行く予定です。