ラボカフェにチャレンジ!

教員×学生
CROSS TALK

Profile2021年10月取材時

  • 柴田 孝准教授
    経済学科

  • 髙橋 克幸さん
    経営学科 3年

  • 高宮 伯周さん
    経営学科 1年

大阪商業大学への入学、ラボカフェへの挑戦を決めたきっかけは?

高宮 お世話になった高校の先生の母校が大商大で、その先生に勧められたことが入学のきっかけです。高校生の頃から時事問題に関心を持つようになり、大学では社会問題の解決に生かせる力を身につけたいと考えていました。そんな中で、経営学が課題解決の学問であると耳にして、大商大の総合経営学部への進学を決めました。ただ、もともと起業に特別興味があったわけではなくて、いろいろ関心があるうちの一つが起業でした。
髙橋 私は高校生の時に初めて起業に興味を持ちました。そのきっかけは、国際交流会館で開催する外国人向けのパーティーを企画・立案するイベントに参加したことです。自分たちで企画から段取りまですべて行うのがとても楽しく感じ、自分も将来は自らの手で何かを始めてみたいと思うようになりました。そう考えた時に、大商大にはラボカフェやOBPコースといった経営を深く学べる場があり、企業と連携してプロジェクトに取り組む機会にも恵まれていると感じたので、入学を決めました。
高宮 私は入学当初はラボカフェの存在を知らなかったんです。1年生の時に授業を受けた先生がラボカフェに参加されている方で、その先生に勧められて興味本位で入ってみたのが始まりでした。

ラボカフェの活動内容は?

髙橋 最近は週1回のプレゼンテーションが活動の中心になっています。発表内容はもちろん起業に関することです。私は現在、商店街で練り物屋を創業するというプロジェクトを進めているので、1週間でどれだけ進捗があったのかを毎回報告しています。このテーマを選んだのは、もともと地域活性化に興味があったため、過疎化などによる地域衰退の問題を解決できないだろうかと考えていたからです。学科の授業で商店街について学ぶ機会があり、そこで商店街の抱える問題が地域と密接に関連していると感じていたので、まずは商店街を活性化させるためにお店を経営してみようと考えました。今は計画の段階で、創業計画書の作成に取り組んでいます。市場調査や消費者ニーズの分析、予算の策定など、突き詰めれば突き詰めるほど知らないことがどんどん出てくるので、まだまだ道半ばの状態です。
高宮 私も今は計画中ですが、デジタルアートの販売という目標を決めて取り組んでいるところです。もともと興味があった分野で、せっかくラボカフェに参加したので、このテーマでビジネスを考えてみようとチャレンジしています。デジタルアートの販売に必要な知識をつけながら、どのようなビジネスモデルにすればうまくいくのか、先生方のアドバイスをいただきながら改良を重ねています。

柴田 私たち教員は、学生の報告を聞いて「こうしたら」と具体的に指示するというよりは、「それってどういうことなのか、教えてほしい」というスタンスで接しています。自分の頭の中ではストーリーができ上がっていたとしても、結局は他の人に理解してもらえないと、ビジネスとしては成り立ちません。そうした観点で突っ込みを入れて、思考の整理を促しています。あと、私たちは学生より長く生きているので、世の中のルールについて、より多くのことを知っています。その知識・経験から「ここは注意した方がいいのでは」といった指摘をする場合もあります。時には少し言い過ぎることもあるのですが、自分たちで考えてもらうことを目指しています。
髙橋 先生からのアドバイスで気づくことはたくさんあります。自分の視点だけでは足りない部分を補い、新たな視点を与えてくださっていると感じます。私自身は、先生の指摘が厳しすぎるとは感じません。成長の糧になっているので、むしろありがたく思っています。

ラボカフェに参加してよかったと思う点は?

髙橋 大学の授業以外に、自分の勉強用に本を買うことも多いのですが、授業や本から学べるのは基本的に理論であって、それを実践に移す場はなかなかないように思います。それができる点が、ラボカフェのいいところですね。学んだ内容をすぐラボカフェの活動で実践し、自分のものにするといういい流れが生まれています。
柴田 皆さん大学生の間にいろんな科目を履修されますが、ほとんどの場合はそれぞれを一つの独立した科目として認識し、お互いの関連性を考えることは少ないと思います。でも本当はゼミナールなどの活動を通じて、それらの知識がつながっているという意識を持つことが大切なポイントです。実際の社会は複雑なので、一つの科目の知識で把握することは困難ですが、さまざまな分野のつながりを意識し、それらを組み合わせて考えることが社会やビジネスの理解には重要なのです。ラボカフェでの活動が、そういったところに気づくきっかけになればいいなと考えています。
高宮 私にとって一番よかった部分は、自分が考えたことに対して、先生方が意見やアイディアを言ってくださるところですね。ものすごく勉強になっていますし、先ほど髙橋さんも話されていたように、新しい視点が得られると感じています。自分一人で盛り上がって周囲の声を聞かないと、自分だけに都合のいい方向に思考が偏っていくので、客観的な意見をいただくのはとても大切です。実際に舞い上がった状態で発表し、冷静な意見によって見えていなかった部分にはっと気づかされた経験もありました。

起業のどのようなところに面白さを感じますか?

髙橋 現在は起業に向けた計画を立てている段階なのですが、まずこのプロセス自体がとても面白いですね。好奇心が旺盛で、知らないことがあればどんどん調べていく性格なので、どこに店舗を構えるかとか、その根拠は何かとか、考えを深めていくことにわくわくします。実際に起業して、事業を自分で進めていく楽しさももちろんあると思いますが、こうした好奇心が満たされていく楽しさも一つの魅力かなと感じています。
高宮 よく分かります。調べていく中でいつも新しい発見があって楽しいですね。毎週のプレゼンテーションで先生方からいろいろと指摘されることはありますが、一週間頑張ったことに対して大きな達成感を味わえるので、その点もやりがいになっています。そして、何をするにしても自分のさじ加減一つで結果が大きく変わってくるので、そうした責任感、はらはら感も面白さかなと感じます。

どんな人にラボカフェへの参加をおすすめしたいですか?

高宮 何かやりたいと思っているけど自信がない、やり方が分からないという人にはぜひ来てほしいです。そういう人ってすごくもったいないと思うんです。調べればやり方はどんどん出てくるし、ちょっと頑張れば道が開けてくるかもしれません。でも、やっぱり人は一人だけで挑戦するのは難しいので、それをみんなで支えていくような場にしていきたいと思っています。ですので、本当に少しだけでも、何か自分でやってみたいと思う人はぜひ参加してほしいです。
髙橋 起業したいと考えている人だけでなく、私のように好奇心が旺盛な人にもラボカフェは合っているんじゃないかなと思います。高宮さんが言ってくれたように、ここには同じような思いを持った仲間がいて、切磋琢磨できる環境があります。やりたいことが決まっている人も、まだ決まっていない人も、やる気のある方はぜひラボカフェに来てください。一緒に頑張りましょう。
柴田 興味があれば少しのぞいていただいて、やってみようと思ってくれると嬉しいです。授業ではありませんし、やらないといけないものではないのですが、たくさんある学生生活の時間をどう使うか考えた時に、部活動やサークル以外にラボカフェという選択肢はとてもユニークな体験につながるはずです。ビジネスに興味があって、自由に調べたり考えたりしてみたいという方は、そうした活動に取り組む一つのきっかけとして使ってくれればいいかなと思っています。