経営学ってなんだ?

組織をゴールに導くために
「経営学」はあります。

経営学科主任

林 幸治教授

会社でも部活動でも、
あらゆる組織が「経営学」の対象

「経営学」は一言で言うと「組織が目的を達成するための上手な運営方法を考える学問」です。会社でもその他のグループでも、組織は何らかの目的を持って活動しています。例えば会社の場合は、利益を上げることですね。そのゴールを達成するためには、さまざまなことを検討する必要があります。どんな商品をつくるのか。どのようにして必要なお金を調達するのか。どのように人を管理したら、みんなが働きやすい職場になるのか。そうした組織運営を考えるのが経営学、マネジメントの分野です。
経営者ではなく、一従業員であっても経営学の知識は役立ちます。経営的な視点で会社の方針や戦略を客観視できるようになり、自分が組織の中でどのような役割を果たせば目標達成に向けて円滑に進むのかを考えられるようになります。この世の中を一人で生きていくことはできません。必ずどこかで他者との接点、組織との関わりがあるでしょう。会社だけでなく、部活動やアルバイト先も組織です。そうしたあらゆる組織の中で生かせるのが経営学なのです。

中⼩企業のまち、
東⼤阪にある「商業」⼤学だからこそできる学び

大商大の経営学科の特長の一つが、「中小企業を対象とした経営、地域に密着した経営を学べる」という点です。中小企業が集まる東大阪にあることから、中小企業を研究対象としている教員が他大学と比べて多くいます。また「地域社会と中小企業」「地域産業振興論」といった授業では、中小企業の経営者や、中小企業を支援する団体の代表を外部講師として招き、講義を実施しています。普通に生活していて社長の話を聞くチャンスはそうそうありません。「すごく新鮮だった」と受講生からはとても好評です。また、企業をサポートする仕事もあるんだ、と気づきを得られる機会にもなっています。
大阪商業大学には手を挙げればいろんなことに挑戦できる環境が整っています。「今までは周りを気にしてためらっていたけど、大学ではチャレンジしてみたい」という方はぜひ本学に来てください。そして、探究心を持ってどんどん知識を深めていく姿勢を大学で身につけ、社会で活躍してくれることを期待しています。

経営学 私の原点

中⼩企業が抱える資⾦調達の問題を解決するために、研究者の道へ

「中小企業の力になりたい」、その思いが私の研究の原点です。大学時代に中小企業の経営課題を分析するゼミに所属し、中小企業の資金調達に関心を持ちました。お金の面で中小企業をサポートするため、卒業後には一度信用金庫に就職しています。しかし信用金庫では限られた地域の企業しかサポートできないので、「もっと広く日本全国の中小企業を支援するにはどうしたらいいのだろう?」という気持ちが強くなっていきました。そこで選んだのが、研究者として中小企業のよりよい資金調達システムを考えるという道でした。
研究手法は事例研究がメインです。例えば、中小企業や信用金庫の方々にアンケートを送って質問したり、実際に現場に足を運んでお話を聞いたりしています。利益などの数字はあくまでも結果。そこに至る過程を知り、その企業を深く理解するには現場の声を聞くことが欠かせません。統計的に数字を分析する手法が主流になっている今だからこそ、事例をコツコツと収集して知見を蓄積し、それをベースにモデルとして一般化していくような研究も大事なのではと考えています。