フィールドワークゼミナール

PICK UP! 太田ゼミナール

Profile2022年12月取材時

  • 太田 一樹教授
    経営学科

  • 西 駿一郎さん
    経営学科 2年

  • 酒谷 菜月美さん
    商学科 2年

  • 山本 翔真さん
    商学科 2年

  • 飯山 夏紀さん
    商学科 2年

  • 宮本 一帆さん
    商学科 2年

太田ゼミナールに所属を決めた理由は?

飯山 私は商品開発やマーケティングに興味があり、フィールドワークゼミナールで企業の方と実際にお会いしてやり取りしたり、商品開発に関わったりすることで実践的にマーケティングを学べる環境に魅力を感じ、太田先生のゼミナールを選びました。
西 太田先生は中小企業診断士の資格をお持ちなので、さまざまな企業との関わりを持てるのではないかと考え、このフィールドワークゼミナールに決めました。
山本 太田先生のゼミナールに対する思いに共感し、惹かれたことがきっかけです。私は机に向かって学ぶよりも実際に体を動かして体験して学びたいと考えていたので、このフィールドワークゼミナールにぜひ参加したいと思いました。
太田 どれも嬉しい回答ですね。私にとって初めてのフィールドワークゼミナールで、現在、女性が11名、男性が10名の合計21名で学んでいます。現在の2年生は次に入ってくる2年生の羅針盤のような存在になれるよう、試行錯誤してワークに取り組んでいます。

太田ゼミナールの活動内容を教えてください。

太田 当ゼミの活動テーマは「明日の成長を目指す企業の価値づくりと人材づくり」です。クライアントとなる企業の市場調査や企業分析をして、学生自らが企画書の作成とプレゼンテーションを実施し、企業の担当者からは実践的なアドバイスや改善点をもらってブラッシュアップしていきます。今年は株式会社ヤマカ食品という食品加工販売の企業から若年層向けのマーケティングについてご相談を頂き、販売促進のための企画立案を行いました。
西 ヤマカ食品からは同社の水産加工食品をもっと若者に食べてもらいたい、そのために若者の意見を取り入れたいというお話を頂きました。そこで私たちはどうすれば若者に水産加工食品をもっと食べてもらえるかについて班に分かれて意見をまとめ、担当者に提案を行いました。

酒谷 私たちの班では、若者の間でたくさん見られているTik Tokで宣伝してはどうかと提案させていただきました。いまSNSで流行っている事例も多数提示したことで、企業側からは新しい発見になると大変喜んでもらうことができました。
山本 私たちは20歳以上に向けて、お酒を飲む際のおつまみ事情についてアンケートを作成しました。おつまみを食べていない人にどうやったら食べてもらえるかを考えるにあたって、食べる人は何がきっかけになっておつまみを食べているのかを知りたかったのですが、聞きたい答えを引き出すための設問を考えるのが難しく、試行錯誤しながら作りました。
宮本 私たちの班は販促ポップ作りを担当しました。実際にスーパーに見に行ったら、どの商品を選ぶか迷っている時にポップが目に入り、その情報を得ることによって手にとってもらう機会が増えるのだと実感しました。そこで、どんな商品なら購入してもらえるのかを考えてキャッチコピーやキャラクターに反映させることに挑戦しました。

太田 今回、班に分かれて意見をまとめプレゼンをする方策を考えたのは学生たちです。私は、企業からいただいた相談や企画に対して私の方からこうしてみようかと指示するのではなく、学生たちが議論しながら自主的に進めてもらいたいと考えています。これまではアンケートを実施して結果を発表するチーム、SNSを使った宣伝を考えるチームなど各班に分かれて発表し、フィードバックをもらって具体的な案を練ってきました。2023年からはいよいよそれを実践する段階だと考えていて、たとえばWEBサイトの改善や、SNSとWEBサイトの連携などを提案し、実施していければと思っています。
他には、私が以前、行政に勤めていた繋がりで大阪労働協会からのお誘いを受け、当ゼミナールの学生がセミナーやイベントに参加できる機会を提供しています。飯山さん、宮本さん、山本さんは同協会の女性活躍リーディングカンパニー認証企業と学生のセミナーに参加しましたが、どうでしたか?

飯山 3日間のスケジュールで講座やワークがありました。期間中は他大学の参加者も一緒になってグループを作り、グループ毎に一つの企業と連携して活動しました。講座の中にはプレゼンテーション能力や聞く力をアップするためのグループワークもあり、コミュニケーション能力を高められたことは大きな収穫でした。また、他大学の学生たちとグループ内で交流を持てたことも貴重な体験でした。ワークではメンバーそれぞれの意見をまとめる大変さがありましたが、自分とは違った視点から意見が出る面白さも感じることができました。
宮本 グループワークや発表を通して自分とは視点が違う様々な意見を知ることができ、たくさんの刺激を受けました。また、相手に自分の意見や考えを上手に伝えることの重要さを知り、そのための工夫をするようになりました。
山本 私は担当した企業から会社のアピールポイントをヒアリングし、それをラジオCMで発信するという取り組みがとても印象に残っています。その企業のことを知らない人にも企業の良さが伝わる言葉を皆で考え、ナレーション役などの役割を分担して制作しました。担当した企業の方にはとても喜んでもらい、期待に応えることができて嬉しかったです。

太田ゼミナールの活動でどのような成長ができましたか?

宮本 私はこれまで人前で話すことに苦手意識があったのですが、自分たちで作ったプレゼンテーション資料の発表やそれに対する意見を求められることで、人前で話す抵抗感が無くなり積極的に発言できるようになりました。
酒谷 ヤマカ食品とのプロジェクトで企画を考える楽しさを知ることができました。また、提案の際にはどのように伝えたらわかりやすいのかをまず考えるようになりました。将来企画の仕事に就きたいと考えているので、この経験を活かしていきたいです。
飯山 これまでの授業では周りの人と話すことがあまり無かったのですが、太田ゼミナールに入ってからは、グループワークはもちろん、企業の方や他大学の学生との学外での交流も多く、いろんな刺激を受けながら成長できているなと感じています。

太田 私が想像していたよりもずっと熱心に皆さんがこのゼミナールに取り組んでくれたと感心しています。2023年度は、ここまで積み上げてきた経験をさらにもう一歩深いものにしていきたいと考えています。その一つとして、これまでのプロジェクトの経緯を中小企業診断士の方に聞いてもらい、意見を伺うことでコンサルタントからの視点についても勉強していくつもりです。学生の皆さんはこれまで消費者の目線でしか商品を見ていなかったはずですが、企業側の話を聞くことで経営者の視点からも見ることができるようになったと思います。そこからさらに踏み込んでコンサルタントの考え方も学んでもらい、さらに視野を広げてもらう計画をしています。

フィールドワークゼミはどんな人におすすめ?

宮本 私はフィールドワークゼミナールを通して普段体験できないような貴重な経験ができて本当によかったと感じています。ここでは多くの企業や他大学の学生と関わることができるので、自分の視野をもっと広げたいと考えている人におすすめしたいです。
酒谷 座学だけでは知ることができない、企業側からの視点について直接お話を聞きながら学ぶことができました。将来企画や商品開発などの仕事に興味がある人には絶対に役立つ経験になると思います。
飯山 他大学の学生や企業の方との交流の機会がたくさんあるのは、フィールドワークゼミナールならではだと思います。ここに参加しないと得られなかった経験が数え切れない程あるので、自分を成長させたいと考えている人にぜひ来てもらいたいです。

太田 最近の学生は意外と自分に自信の無い人が多いように感じますが、自信を持つための最初の一歩はまず自分を知ることだと思います。フィールドワークゼミナールでは、人とたくさん関わっていくことによって、自分はこんなところで人の役に立っているんだと気付くことがあると思います。そんな自分の役割が分かってくると、自ら進んで動けるようになってきます。私はフィールドワークでの様々な経験を通して、学生の皆さんに自身の役割と自信を感じてもらえることを心から願っています。