経営学科生の4年間
さまざまな人と出会い、
視野が大きく広がった。
総合経営学部 経営学科 4年
清板 楓さん
(上宮高等学校出身)
清板さんの4年間
1年次
授業で興味を持った簿記の資格取得に挑戦
「簿記論」の授業で商売を数字で捉える簿記に興味を持ち、資格取得にチャレンジ。学内の資格講座も活用し、日商簿記検定3級に合格できました。
2年次
経営学が実社会で役立つことを実感
「経営管理論」の授業で人のマネジメント手法について学びました。食品工場でのアルバイトに役立てられそうな内容も多く、とても興味を引かれる授業でした。
3年次
ゼミでプロのマーケティング思考を学ぶ
マーケティング思考を生かして地域活性化に取り組むゼミナールに所属。イベントの企画などに携わる中で、先生からプロとしての考え方を学べたことが一番の財産です。
4年次
将来自分の進みたい道が明確に
建設業に携わっていた父と祖父の影響から、建設関係の仕事を視野に入れながら、就職活動を開始。大商大OBの方と出会い、話をする中で将来のイメージが固まっていきました。
現在の学部・学科を志望した理由と、印象に残っている授業を教えてください。
我が家は曾祖父の代から自営業で、祖父は建設業を営んでいます。大好きな祖父や父の働く姿をいつも「かっこいいな」と思いながら見ていました。自営業の大変なところもよく知っていますが、やはり自分もいつかは起業したいという思いが強く、経営学を学ぶことに。経営とひと口にいってもさまざまな領域があるので、自分が興味を感じる分野を見つけるため大商大の総合経営学部を選択しました。
印象に残っているのは1年次で学んだ「簿記論」です。数学は苦手なのですが、会社のお金の流れといった商売の基礎的なことを数字で捉える考え方に大変興味を持ちました。その流れで学内の資格講座を受講し、日商簿記3級を取得。ここで学びの土台を作れたので、2年次以降の学習も順調に進めることができました。
内定先企業を選んだ理由を
教えてください。
まずは営業職に就いて社会を学び、たくさんの知識を吸収して自信をつけてから独立・起業するのが夢です。そこで自分はどんな業種に興味があるのか考えた時、建設業を営む父と祖父の背中が自分の中で一番大きいことに気づいたのです。しかし建設業の営業職というものがイメージしづらく、模索していた時に学内企業説明会で出合ったのが内定先の企業でした。建設機械レンタルの営業という業務内容は、まさに自分が探し求めていたもの。さらにリクルーターとして帯同してくださった先輩社員が偶然、大阪商業大学の卒業生の方で、これも何かの縁だと感じました。先輩の姿を見て、自分がこの会社で働くイメージが描きやすくなったのも決め手です。
フィールドワークゼミナールで地域の活性化に取り組む
本学にはフィールドワークゼミナールという、実社会の現場に携わる方々と課題に取り組む授業があります。私は加藤司先生のゼミナールに2年次から所属し、「マーケティング思考によるフィールドワークゼミナールの実践」を学びました。具体的には地域活性化のためのプロジェクトやイベントを、利用者のニーズ等を考えながら企画するというもの。私は情報発信班として、地域情報誌作りを担当しました。先生のもとでプロとしての考え方を学んだことが一番の財産であり、多くの自営業の方と話す機会に恵まれたことで、視野が大きく広がりました。
本学の就職支援プログラムの中で
特に役立ったと感じるのは?
ズバリ、「特訓講座」です。難関企業をめざすなど、積極的な就職活動に取り組みたい3年生が対象の特別講座です。自己分析から試験対策、面接対策まで、講師の先生が丁寧にサポートしてくださいました。受講できるのは選抜された男女各20人ほど。毎回厳しい課題が出されて大変でしたが、この経験があったからこそ、その後のインターンシップや就職活動に焦ることなく取り組めたのだと思います。
この頃はコロナ禍で、授業はオンラインで進められていたため大学に行くことも少なく、クラスメートがどんな就職活動をしているのかもわからず不安だったので、講座の仲間と一緒に頑張れたのは心強かったです。背中を押してくれた先生にも感謝しています。