留学先で多様性を学び
自分自身を知る

サザンイリノイ大学エドワーズビル校に留学!
総合経営学部 経営学科 4年

千葉 倍達さん

(姫路市立姫路高等学校出身)

海外での学びを目指し
GETコースに進学

中高生時代には留学経験がなく、大学在学中に留学することを目標に進学先を検討しました。大阪商業大学のGETコースは1年間の長期留学が体験でき、休学せずに4年間で卒業できると知り進学を決意。さらに、留学先は語学学校ではなく、大学の学部で学べる点にとても魅力を感じました。
留学先のサザンイリノイ大学はアメリカにある総合大学で、当時大商大からの留学実績がなかった大学です。どこに留学しても初めての体験ばかりなので、せっかくなら未知の場所に飛び込んでみようという思いで決断しました。留学実績はなくても、両校の先生がお互いの大学を訪問され、交流があることも教えてもらっていたので不安はなかったです。また、職員の方々からの有意義なアドバイスもあり、留学先ではトラブルもなく、充実した生活が送ることができました。

伝わらなければ他の表現を探す
シンプルに考えて果敢に挑戦

GETコースの魅力のひとつは少人数制の授業です。先生が学生一人ひとりをフォローしてくださり、聞きたいことはすぐに聞ける環境で学ぶことができました。学生同士のつながりも強く、留学中も困ったことや悩みがあれば連絡して、それが息抜きになったこともあります。
印象に残っているのは1年次の短期語学研修で、英語で伝えることの難しさを痛感しました。他の国からの留学生も多く、さまざま地域の英語が使われるので、自分の英語が伝わらず焦ってしまうことも。ライティングに自信のある生徒でも最初は日常の英会話に苦戦していたようでした。しかし、「難しく考え過ぎているのではないか」と思うようになり、「自分の英語が伝わらなかったら他の言い方を探せばいい」とシンプルに考えを改めました。それからは、果敢に挑戦するようになり、どんな人ともコミュニケーションを楽しむことができ、友人との仲も深めることができました。留学経験を経て、内向的だった私が人と話すことが楽しく感じるようになったのは、大きな変化でうれしく思います。

日本人との価値観の違いを学び
自分の成長にもつながった

留学先では経営学を専攻。マネジメントを学ぶ中で一番印象的だったことは、ダイバーシティ(多様性)に関する授業です。レゴブロックを組み立てる作業を5人1組のチームで行うワークでは、それぞれ役割を決め、制限時間内でどれだけ早く完成できるかを競います。私のチームは全員ネイティブで私だけが日本人という構成で、私が英語をうまく話せずコミュニケーションが取りづらいことがチームの弱点だと思いました。しかし、役割を決める際にチームメイトから「君は英語が苦手だけどこれは得意だから、この部分の担当をやってはどうか」と提案してくれました。得手不得手をみんなで理解し合い、相手がどう思っているか、自分がどう思っているのかをしっかり意見交換する様子は、日本では経験のない印象的なシーンでした。さまざまなバックグラウンドを持つ人が集まる中で、自分らしく生きる大切さを学び、語学以外でも成長を感じることができた1年間でした。