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フィールドワークゼミナール

豊山宗洋ゼミナール

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シルバー会員に発注した看板を掲示してのPR

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手芸同好会の折り紙スキルをPRにどう生かす?

シルバー人材センターの存在、活動をPRするために、センター会員の皆さんのご指導のもと、毎年学祭で「おばあちゃんのとん汁」を出店しています。ただし単なる模擬店販売にならないようにするために、シルバー会員のもつスキルを発掘し、それを生かしたセンターPRのアイディアを考えながら、会員直伝のとん汁を販売しています。

若者の目線で高齢社会の就業を考える-学外調査にもとづいた提言-
(フィールドワークゼミナールⅡ・Ⅲ・Ⅳ)

私たちの連携先である「シルバー人材センター」は日本全国にあり、「まだまだ働きたい」と思っている高齢者に就業の機会を提供しています。そうしたセンターも時代の変化とともに、会員の減少、高齢化などの課題を抱えるようになっています。他の先進的なシルバー人材センターを調査し、それを参考にしながら、東大阪市シルバー人材センターの課題に取り組むことは、ゼミ生の課題を発見する力、解決策を考える力、協調性を育てることにつながります。

運営方法:「一般就労よりも働く時間が短い」等のシルバー人材センターの特徴を勉強する一方で、フィールド(学外の活動現場)にでて、センターの会員や職員と直接関わります。彼らは、センターの特徴を知っていることを前提に話をしてきますから、ゼミ生は必要な知識を覚えざるをえなくなります。覚えざるをえない、勉強せざるをえない(経済学でいえば勉強するインセンティブが与えられる)、ここがフィールドにでる最大の効果だと思います。ゼミ内を複数のチームに分け、それぞれに課題を割り当て、課題解決に向けた活動をおこなっています。たとえば、私たちのゼミは、東大阪市シルバー人材センターの会報のなかで「就業会員の声」「あなたにとってセンターとは?」という2つのコーナーを担当しています。記事作成のために、毎回ヒアリングを実施し、ゼミ生は「高齢者の方が働く」ということの意味(なぜ働くのか)を理解することができるようになります。

シルバー人材センターの課題解決プロジェクト

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会員の就業風景撮影 門真市センターでのれんこん葉の染め物体験

大きく広報班、会員獲得班、事業研究班、現状・歴史分析班の4つに分け、各種のプロジェクトをおこなっています。「学外調査にもとづいた提言」というサブタイトルからもわかるように、私たちのゼミでは他のセンターとの比較をきわめて重視しています。理由は東大阪市のセンターを見ているだけでは、東大阪のことは理解できないからです。他と比較することで、東大阪市の優れている点、劣っている点がわかるようになります。それがわかれば優れた点は伸ばし、劣っている点は改善するといった提言を考えることができるようになります。 ゼミにおいては、報告をする機会、文章を書く機会が、一般のゼミナールと比べれば多く与えられます。その意味では苦労しますが、苦労したからこそ、また誰もが経験できないことを経験したからこそ、人(そのなかには就職の面接官も入ります)は、私たちの話を興味深く聞いてくださいます。報告書の執筆については、現在スローガンとして「調べる」「具体的に書く」「わかっていただく(相手ならびに数ヵ月後の自分がわかるように書く)」というのを掲げています。「調べる」のは面倒くさいですが、ある程度のクオリティのものを書こうとすれば、実は一番の近道になります。そしてこれは卒業後、生涯ゼミ生にとって役立つスキルになります。