概要
文部科学省採択GP
本学の文部科学省採択GP情報を掲載します。
特色GP
「地域や高校と連携した起業教育・起業家育成」
特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)とは?
文部科学省が平成15年度より実施している、学生教育において「特色ある、優れた実践」(GP:Good Practice)を行う大学や短大を選定する制度です。研究面での優れた大学を選び出す「21世紀COEプログラム」に対し、研究面でのCOEを競い合う大学評価コンテストと言えます。ますます情報化・国際化が進む中で、各大学の特色ある個性化、そして教育内容の改革や進化が求められています。大学の本来の存在価値である、社会で真に活躍できる人材づくりという社会的要請に各大学がいっそう取り組むことを推進することがねらいです。採択大学は、文部科学省によって「特色GP」事例として広く紹介されるとともに、4年間にわたって補助金が交付されます。
テーマ | 総合的 取り組み |
教育課程 | 教育方法 | 学生の学習 及び課外活動 への支援 |
大学と 地域・社会 との連携 |
合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
申請校数 | 88校 | 148校 | 99校 | 56校 | 106校 | 497校 |
採択校数 | 9校 | 16校 | 11校 | 7校 | 12校 | 55校 |
採択率 | 10.2% | 10.8% | 11.1% | 12.5% | 11.3% | 11.1% |
(共同の取り組みを除く)
取り組みの概要
本学は「世に役立つ人物の養成」を建学の理念とし、わが国有数の中小企業の集積地である東大阪市において、数多くの起業家を輩出してきました。しかしながら、景気低迷が長引き日本経済の相対的地位の低下が懸念される昨今、経済社会においては起業家精神に溢れ、変革をリードする人材の養成に対する期待がこれまで以上に高まっています。
こうした「社会的要請」に応えるべく、地域の経済界や高校との連携が不可欠との問題意識のもと、平成10年度より本格的な起業教育・起業家育成に取り組んできました。その特徴は、起業家精神の涵養からインキュベーション施設や出資制度による創業者支援にいたるまでのトータルな取り組みであり、かつ地域および高校と連携した取り組みとなっていることです。本学における起業教育・起業家育成は、『本学学生への起業教育』を軸に、『地域と本学が連携した起業家育成』および『高校と本学が連携した起業教育』という3本の柱で構成されています。
本学における起業教育・起業家育成システム
採択理由
この取り組みは、本学の教育目標である「世に役立つ人物の養成」を達成するために組織的に実施され、「大阪商業大学ビジネス・パイオニアコース」の設置や「大商大ビジネス・アイディアコンテスト」などに実証されるように大きな成果を上げています。
現在、大学には、社会・経済構造、産業構造の急速な変化に対応できる特色ある教育が求められており、この取り組みの「地域や高校生と連携した起業教育・起業家育成」は、こうした社会の多様な要請に応える優れた取り組みであると認められます。特に、東大阪地域の地元企業との連携は組織化されてきており、インキュベーション施設を持つ点などについて先進性が見られます。今後大学に、地域産業、高等学校との連携の工夫が求められることを鑑みれば、この取り組みは他の大学、短期大学の参考になる優れた事例であると言えます。
また、この取り組みには、起業教育の土台となる専門科目などの教育を総合的・実践的な学修として、どのように工夫していくかという課題も認められますが、これを克服すれば更なる発展が期待されます。
教育GP
文部科学省「質の高い大学教育推進プログラム(教育GP)」に、
本学の取り組みが採択されました!
教育GPとは
「質の高い大学教育推進プログラム(教育GP)」は、大学設置基準等の改正等への積極的な対応を前提に、各大学・短期大学・高等専門学校から申請された、教育の質の向上につながる教育取組の中から特に優れたものを選定し、広く社会に情報提供するとともに、重点的な財政支援を行うことにより、我が国全体としての高等教育の質の保証、国際競争力の強化に資することを目的としたものです。
本学採択内容
- 【申請区分】
- 教育方法の工夫改善を主とする取り組み
- 【取組名称】
- 実践教育による社会的問題解決能力の養成
―フィールドワークを活用したプロジェクト型演習の導入― - 【取組概要】
- 講義による教育(基礎的教養・専門的知識の修得)と実践教育プログラム(フィールドワーク)を効果的に組み合わせることにより、学生に実践の場を多様な形で提供し、問題発見・解決能力の体得と創造性、判断力、行動力、コミュニケーション能力、協調性の習得を図る。
具体的には、地域の行政・NPO・中小製造業者・商店街組織・社会福祉団体・医療機関などから与えられた社会的テーマ(それぞれの抱える問題)に対し、問題解決策の実施までを行うプロジェクト形式の演習を遂行する。
申請・選定状況
申請数 | 選定数 | |||
---|---|---|---|---|
学校数 | 件数 | 学校数 | 件数 | |
全体 | 488校 | 939件 | 120校 | 148件 |
4年制私立大学 | 254校 | 443件 | 42校 | 52件 |
選定率:15.8%(全体で計算)
「教育方法の工夫改善を主とする取り組み」(本学申請区分)の申請・選定状況
申請数 | 選定数 | |||
---|---|---|---|---|
学校数 | 件数 | 学校数 | 件数 | |
全体 | 376校 | 583件 | 84校 | 91件 |
4年制私立大学 | 192校 | 274件 | 30校 | 32件 |
選定率:15.6%(全体で計算)
- 本学の取り組み詳細はこちら
- 実践教育による社会的問題解決能力の養成
学生支援推進プログラム
本学のキャリア支援に関する取り組みが【S】評価を取得しました!
平成21年度に文部科学省の「大学教育・学生支援推進事業」学生支援推進プログラム及び就職支援推進プログラムに採択された本学のキャリア支援に関する取り組み『個別面談体制と社会人力向上策の展開による就職率の維持・向上』が(独)日本学生支援機構「学生支援推進プログラム評価委員会」より最高評価である【S】評価を取得しました。
総合評定【S】評価とは
- S:目標に沿った取組が実施されており当該目標を十分に達成している。
- A:目標に沿った取組が実施されており当該目標を概ね達成している。
- B:目標に沿った取組が実施されているが指摘した課題に対応することが求められる。
- C:目標に沿った取組が十分行われていない。
の4段階評価【S、A、B、C】であり、【S】評価は最高評価となります。
評定理由(総論)
就職希望者全員に個別面談を実施するなど、徹底した少人数教育を柱とする社会人能力の養成、きめ細かな個別指導を実施して高い就職率の維持を図っているのが特色で、優れた取り組みとなっている。計画された取り組みが概ね実施され、就職率も目標まではとどかなかったが、ある程度望まれる結果につながった。ポータルサイト、メール配信による学生への周知に加え、電話サポート員による一人一人への連絡が行われ、個別面談により個々の学生の情報の記録が組織的になされた。
取り組み(内容)
学生の社会人力を向上させ、学生がより積極的な就職活動ができるようにする支援体制を確立することを目的としています。
個別面談等による相談・アドバイスを行うとともに、コミュニケーション能力などの養成を目的とする少人数制講座を実施。また求人情報提供システムを充実することにより、本学の高い就職率を維持・向上させるものです。
当該取組みに対し、最高評価を取得できたことは、本学の特徴であり、重視している「学生一人ひとりと向き合い、学生が"楽しい生き方"を実現させるための支援」が高く評価された結果です。今後も、本取組みは継続して実施するとともに、学生の就職後の人生を見据え、学生・保護者・教職員の三位一体の支援を行ってまいります。
21年度「大学教育・学生支援推進事業」テーマB 学生支援推進プログラムに採択!
本学が実施している『個別面談体制と社会人力向上策の展開による就職率の維持・向上』のプログラムが、文部科学省の平成21年度大学教育・学生支援推進事業に採択されました。この取り組みは、専門要員(キャリアサポート室職員)が行う個別面談による相談・アドバイス、そしてコミュニケーション能力などの養成を目的とする少人数制講座です。また、本学が長年培ってきた求人情報提供システムをさらに充実させて就職率の維持・向上を図る取り組みも評価されました。