内定者の声
内定者interview 福助工業㈱
就職活動を乗り越え、この春社会人として旅立つ4年生に就職活動を振り返ってもらいました。
今回は、福助工業㈱に内定した経済学部 経済学科の今城 友寿さんです。
「学費以上の価値になるような経験をしたい」
大阪商業大学ビジネス・パイオニアコース(以下、「OBPコース」と言う)に所属し、オリックスバッファローズとの共同プロジェクトの参加や、日経BP社の西日本インカレ(合同研究発表会)へ参加するなど、社会の垣根を越えた活動をしていました。
OBPコースでの活動以外では、ビジネスアイデアコンテストに出場したり、新入生オリエンテーションの学生サポーターとして運営の補助をしたり、成績優秀者に毎年選ばれるなど、様々な方面の活動に積極的に取り組んでいました。
そのような活動をしながら、夜は新聞奨学生として毎日深夜から早朝まで働き、学費を自分で賄っていました。
まわりからはよく、なんでそこまで頑張れるの?と聞かれますが、自分で学費を払っているという自覚があったからだと思います。
学費の価値をあげるのもさげるのも自分次第。学費以上の価値になるような経験がしたい。どうせ同じ額の学費を払うなら、あれもこれもしたいと思っています。
また、2年生のときに受講していた講義の中で、1人ひとり自己PRをする時間がありました。私は新聞奨学生の経験と成績優秀者の経験をアピールしました。
先生が1人ひとりにフィードバックをしてくれたのですが、そのときに先生からいただいたアドバイスがとても印象に残っています。
「新聞奨学生は全国に何人もいる。成績優秀者も何人もいる。しかし、両立できる人は少ない。だからこそ、価値が出る。必ず継続しなさい。過酷な環境におごるんじゃなくて、他にも目に見える結果を残すように」
この言葉をいただいてからはより一層、現状の成果に満足することなく、継続して結果を残し続けたいと思いました。両立のためにも、常に優先順位を考えて行動するようにしていました。
特に意識していたのは、「印象付けること」
就職活動を始めたのは、2年生の夏から。就活で苦労している先輩がいたので、早めに準備をしようと思っていました。
まずは3年生に交じって外部のインターンシップセミナー(外部の就職サイトが運営するインターンシップ参加用の合同企業説明会)へ参加し、そこで出会った企業のインターンシップに参加することから始めました。
2年生から3年生の夏までは、業界を絞らず合計20社ほどはインターンシップに参加したと思います。
様々な仕事を知る中で、だんだん自分のやりたいことが見えていきました。
「スケールの大きい仕事がしたい」「名前は知られていないけれど、人を支えている仕事ってかっこいいな」と感じて、そこからはBtoBの営業に絞って選考を受けていきました。
最終的には内定をいくつかいただき、人生設計と照らし合わせて就職先を決めました。
就職活動中、特に意識していたのは、いかに印象付けるかということです。
例えば、インターンシップや説明会に参加した日には、企業様へお礼メールを必ず出していました。その際には、参加したときに聞いた内容の感想や発見を少し入れるなど工夫もしていました。
面接では、面接官の方の様子を見ながら質問をして、話を引き出すことを意識していました。
面接官の立場になったとき、一般的には毎日何十人もの学生の話を聞いていますよね。人は聞くより話す方が好きな人も多くいると思います。
だからあえて面接ではいろいろ質問をし、面接官の方に話していただこうと考えました。
コミュニケーションをとりながら、面接官の方の就活時代のお話や、入社後に印象に残っているお話などを聞きました。もちろんそこで聞いた情報は、その後の就職活動でも活かすことができました。
印象付けるためにした工夫が直接結果に結びついたのかどうかはわかりませんが、就職活動において、そういった視点を持つことはすごく大事だと思います。
後輩へのメッセージ
複数社より内定をいただいたあと、自分に合う会社はどこなのだろうと、とても悩み、キャリアサポート室へ相談に行き、職員さんに相談しました。
そのときに大切だと感じたのは、「将来どうなっていたいのか」ということです。
就職活動では、これまでの経験(過去)を振り返ることも大事ですが、それと同じぐらい将来どうなっていたいかを考えることが大事です。
特に、自己分析(将来)をするために以下のポイントは必ず考えるようにしてほしいと思います。
- 人生でやりたいこと
- それをかなえるための手段・スキル
- 何歳までにそれを叶えたいか
これらを明確にすると、人生設計が明確になります。その結果、今何をすべきなのか、どの会社に入ることが自分にあっているのか自然と見えていきます。
就職活動中、悩むことはたくさんあると思います。そんなときこそ、自己分析をしっかり行い、自分を見つめなおしてみてください。
自己分析の仕方に悩んだときは、キャリアサポート室へぜひ相談してみてください。
今後の抱負
相手の意見に耳を傾けること、真摯に向き合うことを大切にしたいと思っています。
自信があることや、わかっていることでも、指摘されることはあると思います。そういったときでも、自分の成長の余地だと捉え、相手の言っていることを受け止められる人になりたいですね。
そしていずれは、先頭に立って周囲を引っ張っていけるようなリーダーを目指したいと思います。そのためにも、人を惹きつける実績・人間性を身に着け、努力していきたいです。