内定者の声
内定者interview 岩谷瓦斯㈱
就職活動を乗り越え、この春社会人として旅立つ4年生に就職活動を振り返ってもらいました。
今回は、岩谷瓦斯㈱に内定した総合経営学部 経営学科の中川眞介さんです。
ボクシング部のトレーナーとして、チームのためにできることを
1年生の11カ月目までプレイヤーだった僕が、トレーナーになったきっかけは、自身の網膜剥離が判明したことでした。
入学時から部活動でボクシングに打ち込み、これからという時に網膜剥離が判明し、プレイヤーを引退しなければならない状況に。
悔しい思いもありましたが、お世話になった監督や先輩・同級生に何も返せていないことが心残りで、恩返しのためにも補佐役であるトレーナーを買って出ました。
トレーナーは部活動の様子を見ているだけではなく、トレーニングの内容などをプレイヤーに指示する立場です。
しかし、トレーニングの辛さを知らない人からの言葉は響くのか?
そう考えた僕は、同じ苦しみを味わうことで、部員の気持ちを理解するように努めました。
他のプレイヤーと同じように筋力トレーニングや走りこみを一生懸命行い、自分の言葉に説得力を持たせるようにしました。
試合に出られるわけではなく、明確なゴールのないトレーニングは正直辛い部分もありましたが、部員と同じトレーニングをすることで、自信を持って指示出しをすることができるようになりました。
また、このトレーニングを通して捉え方の大切さに気が付きました。
トレーニングを「嫌だ」と思ってしまえばマイナスな気持ちにしかなりませんが、「楽しい」という気持ちに切り替えたところ、前向きに頑張ることができるようになりました。
これは就職活動でも同じで、辛いことや壁にぶつかることがあっても「色んな人の話を聞くことのできる貴重な機会である」と捉え方を変えることで、就職活動を楽しむことができました。
内定先との出会いは学内合同企業セミナーで
工業高校時代にものづくりの楽しさを知ったことから、就職先は製造業と早くから決めていました。
内定先の企業に出会ったのは、3月の学内合同企業セミナー。
人事担当の方が、以前ガスを作る部署の仕事をされていた方で、仕事のやりがいや業務内容などを細かく教えてもらいました。
そして何よりも印象的だったのが、仕事を心から楽しんでいる様子が伝わってきたことでした。
就職活動を終えて数社から内定をもらい、何度も悩みましたが、実際に働いている方の話を聞く機会を何度も作っていただき、仕事内容や会社のことをじっくり聞くことができたため、岩谷瓦斯㈱に進路を決めました。
模擬面接で鍛えてもらったことが成長に繋がった
就職活動の中で一番大変だったのはキャリアサポート室の模擬面接といっても過言ではありません(笑)。
そのぐらいキャリアサポート室の模擬面接は質問内容が難しく、深堀りして聞かれました。
答えに詰まって回答を考えて、また違う側面から質問されて答えられない、ということの繰り返し。
しかし、答えられなかったことをひたすら考えて復習することで、かなり鍛えられました。
その結果、実際の面接では全然緊張せず、質問も模擬面接でされたものばかり。
余裕を持って答えることができました。
就職活動を通して学んだ、視野を広げることの大切さ
就職活動のターニングポイントは、部活動のOBと就職活動の話をしたことでした。
それまでは営業職に興味はなく、説明会に行くつもりもなかったのですが、OBの方から営業の仕事内容や魅力を聞かせてもらいました。
営業の仕事は自分が思っているよりはるかに面白いことを知り、見方が180度変わりました。
この機会が無ければ、僕は今でも営業職を視野に入れずに就職活動を終了していたと思います。
自分の何倍も働く時間を経験している人は、それだけ知識が豊富です。
この経験から、多様な意見を聞くことの大切さに気付き、親や先輩、キャリアサポート室の職員さん、内定先の社員の方などたくさんの方の意見を聞くようにしました。
現在僕はキャリアサポート室のアドバイザリースタッフとして、後輩の就職活動支援を行っています。
僕自身、就職活動でたくさんの人の話を聞くことの大切さに気がついたため、同じように就職活動に悩む後輩に少しでもアドバイスをしたいと思い、手を上げました。
直近で就職活動を経験している分、最新のアドバイスをしたり、同じように悩んだ体験から相談に乗ることができ、とてもやりがいを感じています。
後輩の皆さんに伝えたいことは、身近にOBがいなかったり、社会人に相談することに躊躇したりする場合は、キャリアサポート室に来てほしいということ。
キャリアサポート室には知識豊富なカウンセラーさんや直近で就職活動を経験した僕たちアドバイザリースタッフなど、相談できる人がたくさんいます。
多様な意見を聞くことが、納得のいく就職活動の近道となると思います。