内定者の声
内定者interview 大阪市消防局
就職活動を乗り越え、この春社会人として旅立つ4年生に就職活動を振り返ってもらいました。
今回は、大阪市消防局に内定した公共学部 公共学科のSさんです。
人の役に立ちたいという強い信念!
私が消防職を目指すきっかけになったのは、高校3年生のときに西日本豪雨災害で実際に被災し、消防職の重要性を改めて感じたからです。
実際に現場で活躍される消防官の懸命な姿に胸が熱くなり、私自身も消防官として市民の貴重な生命や財産を守りたいと強く感じました。また、私は正義感が強く、必ず決めたことをやり遂げる力があると自負しており、その点でも消防職への適性があると感じています。
将来的には、予防業務を通じて地域の自主的な防火・防災力の向上に務め、強い信念と責任感を持ち、市民だけでなく、仲間からも信頼される消防官を目指します。
就活での工夫と取り組み
私が本格的に就職活動を始めたのは、大学2年生の夏からです。
私自身、就職活動が人生の大きな岐路であると感じていて、絶対に目標である消防官になるため、2年の準備期間を設け、万全を期して試験に挑みました。
まずは公務員を目指すにあたって避けては通れない教養試験を突破するため、2年生から大学の公務員講座の受講を始めました。
学内の公務員講座は、希望進路に合わせた対策ができるよう複数のコースに分かれており、2年生では基礎コースを、3年生では警察官・消防官コースを受講しました。
3年生の10月から試験本番までは、毎日10時間勉強に励みました。
しかしながら、周りに消防官を目指す仲間が少なかったことや準備期間が長期であることから、何度も挫折しそうになりました。
特に長時間の勉強がとても辛いと感じましたが、実際に消防局を訪問し、消防官の方との対話を通して、将来の自分の姿を明確化したり、気晴らしにトレーニングを行うなど、気持ちを切り替えることで、乗り越えることができました。
このように約2年間にわたり徹底して事前準備を行った結果、公安職各所から内定をいただくことができました。
≪就活スケジュール≫
時期 |
活動内容 |
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2年 |
4月 |
公務員講座(基礎コース)受講開始 |
3年 |
4月 |
公務員講座(警察官・消防官コース)受講開始 |
10月 |
毎日10時間筆記試験の勉強を開始 |
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11月 |
ES(エントリーシート)・面接対策開始 |
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4年 |
5月 |
論文試験対策開始 |
6月 |
一次試験(教養考査) |
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7月 |
二次試験(論文体力考査) |
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8月 |
三次試験(面接考査) |
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8月末 |
合否発表 |
大学生活で注力したこと!
ゼミナールでの研究発表とソフトテニス部での活動に注力しました。私の大学生活はコロナ禍真只中で、課外活動が思うように行えませんでした。
そこで貴重な大学生活を無駄にしないため、ゼミナールでの研究に力を入れました。所属するゼミは、地域文化を研究課題とし、歴史的な文化価値の創造について学びを深めました。
講義内では、地元姫路市を象徴する姫路城や周辺文化についてまとめ、研究発表させていただく機会がありました。この研究発表を行うにあたり、実際に姫路城や好古園を見学し、自身で姫路市の魅力について情報収集をしました。
課題に対して積極的に取り組み、課題解決に努める姿勢を講義内で養うことができました。
注力した2つ目は、ソフトテニスへの取り組み姿勢です。コロナ禍で様々な制約がある中で、最善の結果を出すため、常に練習では課題を明確にし、短期集中で効率の良い練習に取り組みました。
こうした大学での活動から、目標を明確に定め、最後まできちんと計画性と責任を持って取り組む姿勢を身に着けることができ、本気で取り組んで良かったと満足しています。
後輩へのメッセージ
就職活動は、これまでの自分を顧みるとてもいい機会であると同時に、これからの方向性を決める大事な催しでもあります。
こうした期間に、いかに自分と真摯に向き合えるかが重要であり、最終的に納得のいく結果が得られるかに繋がってきます。
事前準備やインターンシップなど、大変な時期ではありますが自分自身の将来像を明確にし、自信をもって就職活動に挑んでほしいと思います。
また、就職活動を円滑に進めるためには、企業訪問や自己分析に積極的に取り組み、諦めない忍耐力と十分な事前準備が必要になります。
そうした準備のための場がキャリアサポート室にはあり、就活相談をはじめ、添削指導など様々なサポートが行われています。どんどん有効活用してください!