中條 辰哉 | 研究員紹介 | アミューズメント産業研究所

研究員紹介

中條 辰哉

プロフィール

中條 辰哉(CHUJO Tatsuya)

中條 辰哉(CHUJO Tatsuya)

「商品」としてのギャンブルを解く

  • アミューズメント産業研究所研究員
  • 大阪商業大学非常勤講師
生年 1965年
主な研究領域
(専門分野)
カジノ経営学
共同研究等が
可能な研究領域
  • カジノ数学
  • ギャンブラーの心理学
  • ギャンブルに関するマーケティング手法
学歴
  • 愛知学院大学商学部経営学科 1987年卒業
  • ストリップディーラースクール 1989年卒業(米国)
  • ネバダ州立大学大学院ホテル学部(カジノ経営学)1993年卒業(米国)
  • 大阪商業大学大学院地域政策学研究科地域経済政策専攻 2014年修了
学位
  • 経営学士
  • ホテル経営修士(カジノ経営学)
  • 地域政策学博士
主な職歴
  • 大手ラスベガスカジノにて日本カジノ部門カジノ・エグゼクティブホスト、ディレクター&日本支社長を歴任
研究業績 【著書】
  • 『カジノ導入をめぐる諸問題<1>』(共)大阪商業大学アミューズメント産業研究所
  • 『カジノ導入をめぐる諸問題<2>』(共)大阪商業大学アミューズメント産業研究所
  • 『日本カジノ戦略』新潮新書
【論文】
  • 「The Game Expected Value of Paigaw」ネバダ州立大学大学院ホテル学部修士論文
  • 「ラスベガスにおけるカジノマーケティング 序説」『ギャンブリング※ゲーミング学研究』第2号
  • 「カジノという商品」『大阪商業大学アミューズメント産業研究所紀要』第8号
  • 「オンラインカジノの特徴」『大阪商業大学アミューズメント産業研究所紀要』第9号
  • 「カジノビジネスにおけるマネーロンダリング対策」『ギャンブリング※ゲーミング学研究』第3号
  • 「カジノ価格をコントロールするための心理的・確率的要因の解析と手法」
受賞 ネバダ州立大学大学院ホテル学部 1994年度最優秀論文大賞(「The Game Expected Value of Paigaw」)
学会 IR*ゲーミング学会
趣味 トレーニング

コラム

ギャンブルにおける期待とリスク

人はなぜギャンブルに参加するのだろう?競馬、競艇、競輪、オート、パチンコ、TOTO、宝くじ、カジノなど、世界には様々なタイプのギャンブルがある。これらギャンブルは、プレーヤーが数学上、長期的には負け越すように設定された不公平なサービス(商品)であるといえる。しかし、この負ける法則が設定されているギャンブルに、人は時に大金を賭ける。理由は「勝てるのではないか」と思うからである。プレーヤーの頭の中では何らかの理由で「勝ってお金が儲かる」という「期待」が「負けて賭け金を失う」という「リスク」を凌駕するのだ。例えば、プレーヤーは、「今日はツクはずだ」、「ゲームの流れが読める」、「次の結果が予想できる」などと思い、ギャンブルに興じる。ギャンブルとは突き詰めていくと「期待とリスク」を楽しむ商品なのである。