研究員紹介
中條 辰哉
プロフィール
中條 辰哉(CHUJO Tatsuya)
「商品」としてのギャンブルを解く
- アミューズメント産業研究所研究員
- 大阪商業大学非常勤講師
生年 | 1965年 |
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主な研究領域 (専門分野) |
カジノ経営学 |
共同研究等が 可能な研究領域 |
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学歴 |
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学位 |
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主な職歴 |
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研究業績 | 【著書】
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【論文】
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受賞 | ネバダ州立大学大学院ホテル学部 1994年度最優秀論文大賞(「The Game Expected Value of Paigaw」) |
学会 | IR*ゲーミング学会 |
趣味 | トレーニング |
コラム
ギャンブルにおける期待とリスク
人はなぜギャンブルに参加するのだろう?競馬、競艇、競輪、オート、パチンコ、TOTO、宝くじ、カジノなど、世界には様々なタイプのギャンブルがある。これらギャンブルは、プレーヤーが数学上、長期的には負け越すように設定された不公平なサービス(商品)であるといえる。しかし、この負ける法則が設定されているギャンブルに、人は時に大金を賭ける。理由は「勝てるのではないか」と思うからである。プレーヤーの頭の中では何らかの理由で「勝ってお金が儲かる」という「期待」が「負けて賭け金を失う」という「リスク」を凌駕するのだ。例えば、プレーヤーは、「今日はツクはずだ」、「ゲームの流れが読める」、「次の結果が予想できる」などと思い、ギャンブルに興じる。ギャンブルとは突き詰めていくと「期待とリスク」を楽しむ商品なのである。