研究員紹介
古作 登
プロフィール
古作 登(KOSAKU Noboru)
頭脳スポーツの世界を探究する
- アミューズメント産業研究所主任研究員
- 大阪商業大学公共学部公共学科助教
生年 | 1963年 |
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主な研究領域 (専門分野) |
将棋・囲碁をメーンとした頭脳スポーツ全般 |
共同研究等が 可能な研究領域 |
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学歴 | 早稲田大学教育学部教育学科教育心理学専修卒業 |
学位 | 教育学士 |
主な職歴 |
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研究業績 | 【著書】
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【編集協力】
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【論文】
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学会 | IR*ゲーミング学会 |
趣味 | 将棋、囲碁、テニス、ゴルフ、スキューバダイビング |
コラム
大きな可能性を秘めている頭脳スポーツの研究
将棋や囲碁といった奥の深い盤上ゲームは近年「頭脳スポーツ」と呼ばれるようになってきた。スポーツと名がつくだけあって、棋士がタイトル戦などで朝から晩まで対局すると、長距離ランナーのように一日で数キロ体重が減るということもあるというから、フル回転するのは頭脳だけではないはずだ。
野球やサッカーといった主に筋肉を使うスポーツと比べると、頭脳スポーツの世界は開拓されていない分野が多い。アスリートの世界では専門機関で効果的な練習方法が研究され、選手のための栄養管理や心理専門のトレーナーもいる。一方、頭脳スポーツの世界、特に日本では年間獲得賞金が1億円を超えるトッププレーヤーが出るほど囲碁・将棋の世界が栄えているのに、コーチング理論や競技そのものの科学的な検証といったことに関しては、まだ体系的に整理されている状態ではない。
最近注目されてきた、囲碁・将棋が脳の働きにどのような影響を与えるのかといったテーマや、盤上における勝負の心理学、学校教育との関わり、また歴史的な側面の研究など、頭脳スポーツに関連したフィールドは果てしない広がりを秘めている。