プロフィール
谷岡 一郎(TANIOKA Ichiro)
ゲームが私を導いてくれた
- 大阪商業大学学長
- 大阪商業大学公共学部公共学科教授
生年 |
1956年 |
主な研究領域 (専門分野) |
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共同研究等が 可能な研究領域 |
- ギャンブル依存症
- 囲碁学
- ゲームとデザイン
- カジノ研究
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学歴 |
- 慶應義塾大学法学部法律学科 1980年卒業
- 南カリフォルニア大学行政管理学部大学院修士課程 1983年修了
- 南カリフォルニア大学社会学部大学院博士課程 1989年修了
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学位 |
Ph.D(社会学)、MPA(行政管理学) |
主な職歴 |
- 大阪商業大学教授(1995年4月~)
- 大阪商業大学学長(1997年4月~)
- アミューズメント産業研究所所長(2000年4月~2001年3月)
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研究業績 |
【著書】
- 『ギャンブルフィーバー』中央公論社
- 『ギャンブルの社会学』世界思想社
- 『ラスヴェガス物語』PHP研究所
- 『ビジネスに生かすギャンブルの鉄則』日本経済新聞社
- 『カジノが日本にできるとき』PHP研究所
- 『団塊の楽園』(共)弘文堂
- 『ツキの法則』PHP研究所
- 『「社会調査」のウソ』文春新書
- 『勝負運の法則』(共)PHP研究所
- 『こうすれば犯罪は防げる』新潮社
- 『データはうそをつく 科学的な社会調査の方法』筑摩書房
- 『はじめての刑法入門』筑摩書房
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【論文】
- 「囲碁盤はなぜ19路なのか:ゲーム論から見たそのルーツに関する仮説」『大阪商業大学論集』第130号
- 「将棋を好む人、囲碁を好む人ーどう違うのか、なぜ違うのか/「余暇活動における代替行動選択」仮説の検証ー」『Gambling & Gaming』第4号
- 「カジノ合法化に対する日本人の意識―JGSS-2002データによる地域差、都市化レベル、そして社会的属性の研究―」東大社研、資料第24集『日本版General Social Surveys研究論文集[3]JGSSで見た日本人の意識と行動』
- 「宝くじは社会的弱者への税金か?ーJGSS-2000データによるナンバーズ・ミニロトとの比較研究:「Friedman=Savageモデル」の日本における検証を兼ねてー」『JGSS-2000で見た日本人の意識と行動』東京大学社会科学研究所資料第20集
- 「カジノにおける犯罪の実態ーアトランティック・シティの事例・統計を中心としてー」(共)『Gambling & Gaming』第5号
- 「Pachinko Players in Japan: Subculture, Cult, or Ordinary Citizens at Leisure?」(共)『Gaming Law Review』 Vol.9,Number 6, 2005
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学会 |
- (国内) 日本犯罪社会学会、日本刑法学会、日本社会学会、IR*ゲーミング学会、 日本被害者学会会員、財団法人日本世論調査協会会員
- (海外) American Society of Criminology、International Association of Gaming Regulators、 International Society for Criminology
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趣味 |
囲碁、ボードゲーム、パズル |
コラム
ゲームとの出会い
母によると、兄弟姉妹の中で私が一番「育てるのに苦労しなかった」そうだ。積み木でもブロックでも、場合によっては紙とペンでも、与えておけば、ひとりで何時間も遊んでいたからだという。ゲームへの興味は、小学生高学年頃より始まった。
囲碁のルールも、総譜を番号順に並べてみることで覚えたわけで、誰に教えてもらったわけでもない。当時2時間もかかって並べ終えた時、「ふーん、こんな世界もあるんだ」と思った。
ルールは覚えたのだけど、その後大学の4年間はコントラクト・ブリッジに夢中だったので、囲碁は半分忘れてしまっていた。この忘れていたゲームを再度やってみようと考えたのは、30歳の頃。父の相手をするためだった。そしてやり始めてすぐ後悔した。なんでもっと早く始めなかったのだろう、と。高校生の時はその奥深さとおもしろさに気がつかなかった。
母はこうも言っていた、「あんただけは反抗期がなかった」と。たぶん、多くのすばらしいゲームに出会ったことが主原因だと考えている。