プロフィール
高橋 浩徳(TAKAHASHI Hironori)
人間にとっての"遊び"とは
生年 |
1960年 |
主な研究領域 (専門分野) |
テーブルゲーム全般、ゲーム史(電子ゲームを含む)、伝承遊戯 |
共同研究等が 可能な研究領域 |
ゲームに関連する研究 |
学歴 |
茨城大学人文学部社会科学科卒業 |
学位 |
社会科学士 |
主な職歴 |
合同酒精株式会社 |
研究業績 |
【著書】
- 『ザ・ゲームカタログ』(共)白夜書房
- 『ザ・ゲームカタログ'90』(編集協力)光栄
- 『ベスト・ゲームズ』(編集協力)ソラリス
- 『たほいや』(編集協力)扶桑社
- 『日本伝統ゲーム大観』(大阪商業大学アミューズメント産業研究所)
- 『ゲームと生きる!1・ゲームで生きるスゴイ人たち』(監修)フレーベル館
- 『ゲームと生きる!2・ゲームのスゴイ歴史』(監修)フレーベル館
- 『ゲームと生きる!3・ゲームとのスゴイ未来』(監修)フレーベル館
- 『伝統ゲーム大事典』朝倉書店
- 『サイコロだけで遊べる世界のゲーム』(監修)山と渓谷社
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【論文】
- 「投扇興の歴史と現状」『GAMBLING&GAMING』第4号
- 「資料からみる江戸時代の『投扇興』『拳』」『人形玩具研究ーかたち・あそびー』Vol.15
- 「『投扇興』あるいは『投げ扇』と呼ばれる遊びについて」『遊戯史研究』第17号
- 「下の句かるた(板かるた)について」『大阪商業大学アミューズメント産業研究所紀要』第8号
- 「貝合せと貝覆い」『大阪商業大学アミューズメント産業研究所紀要』第9号
- 「伝承遊戯「なんこ」の研究」『大阪商業大学アミューズメント産業研究所紀要』第11号
- 「伝承遊戯としての綱引きの研究」『大阪商業大学アミューズメント産業研究所紀要』第12号
- 「日本における闘鶏と鶏合わせの歴史」『大阪商業大学アミューズメント産業研究所紀要』第13,14号
- 「日本の拳遊戯」『大阪商業大学アミューズメント産業研究所紀要』第15,16,17号
- 「書籍・雑誌に見る明治期のパズル事情」『大阪商業大学アミューズメント産業研究所紀要』第16号
- 「日本と世界の行軍将棋 ー軍人将棋の発祥は日本だったー」『大阪商業大学アミューズメント産業研究所紀要』第18号
- 「中国・朝鮮・日本における投壺遊戯の盛衰」『大阪商業大学アミューズメント産業研究所紀要』第19号
- 「ボードゲームの近現代史」『大阪商業大学アミューズメント産業研究所紀要』第20号
- 「持ち上げの遊戯と行事」『大阪商業大学アミューズメント産業研究所紀要』第21号
- 「貴族がサイコロを振るとき ― 攤・擲賽の実態 ―」『大阪商業大学アミューズメント産業研究所紀要』第23号
- 「伝統的ボードゲームの分類」『大阪商業大学アミューズメント産業研究所紀要』第24号
- 「合わせもの遊戯の実態」『大阪商業大学アミューズメント産業研究所紀要』第25,26,27号
- 「盤双六の5種類の遊戯法の由来」『大阪商業大学アミューズメント産業研究所紀要』第26号
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【学会】
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社会活動 |
ゲームの会「ボードウォーク・コミュニティー」 |
趣味 |
落語、歌舞伎、ウクレレ、旅行 |
ホームページアドレス |
http://www.asahi-net.or.jp/~rp9h-tkhs/index.htm |
コラム
私とゲーム
ホイジンガーは「人間は遊ぶものである」と定義しました。動物は全くと言って良い程遊ばず、「遊ぶ」行動をとるとニュースになるくらいです。遊びこそ人間が文化的になってきた証拠とも言われています。文明の進歩に連れて、ゲームは飛躍的な進化を遂げています。千年ぐらいの遊びの歴史が数ページですむとしても、ここ数十年のゲームの歴史は一冊の本になるでしょう。私は長い間ゲームに携わって来ましたが、人生はゲームであり、ゲームは人生のシミュレーションであると感じています。遊ばない人間はだめになると言われる一方、勤労は美徳で遊びは悪とも言われています。それほど密接なものでありながら、ゲームの研究は軽んじられてきたように思います。人間にとって遊びとは何なのか。人間はどう遊ぶべきか。人間にとってゲームはどうあるべきか。ゲームが全世代の日常生活に深く入り込んでいる今こそ、正しく捉える必要があると思います。