梁 亨恩 | 研究員紹介 | アミューズメント産業研究所

研究員紹介

梁 亨恩

プロフィール

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梁 亨恩(YANG Hyung-eun)

日本ならではのIR(統合型リゾート)をめざして

  • アミューズメント産業研究所研究員
生年 1956年
主な研究領域
(専門分野)
  • アジアにおけるIR産業の動向と展望
  • ギャンブル依存症の予防と対策
  • IRのカジノ以外のコンテンツ
共同研究等が
可能な研究領域
  • アジアにおけるIR産業の政策比較など
  • ギャンブル依存に対する研究など
学歴
  • 大阪商業大学大学院地域政策学研究科博士後期課程修了
学位
  • 観光経営学修士
  • 地域政策学博士
主な職歴
  • 大韓航空国際営業部・鹿児島支店
  • アシアナ航空国際営業部長
  • アシアナ航空国際予約センター室長 ・富山支店長・大阪支店長
研究業績 【著書】
  • 『カジノ導入をめぐる諸問題<2>』(共)大阪商業大学アミューズメント産業研究所
  • 『ラスベガス物語』(韓国語翻訳)ハンオル出版社(韓国)
  • IR導入をめぐる諸問題<1>』(編著) 大阪商業大学アミューズメント産業研究所
【論文】
  • 「ギャンブル接近性と依存症についての考察」『大阪商業大学アミューズメント産業研究所紀要』第10
  • 「国際観光客のカジノモチベーション研究」『大阪商業大学アミューズメント産業研究所紀要』第11
  • 「パチンコプレイヤーのギャンブリング・パッション・スケール(GPS)の適用-サラリーマンのギャンブル行動を中心に-」『大阪商業大学アミューズメント産業研究所紀要』第12
  • 「地域住民が認識するカジノ影響に関する研究-初期ステージでの認識と先行国との比較-」『大阪商業大学アミューズメント産業研究所紀要』第13
  • 「地域住民が認識するカジノ影響に関する研究(2)-日韓における住民認識と支持度の国際比較(2次データ)-」『大阪商業大学アミューズメント産業研究所紀要』第14
  • 「ギャンブル行動理論と責任ギャンブリング戦略―IRカジノ訪問客の行動を中心に」『大阪商業大学アミューズメント産業研究所紀要』第15
  • 「ジャパンIRと国際観光の需要特性と規模予測─韓国人需要を中心に─」『大阪商業大学アミューズメント産業研究所紀要』第16
  • 「ギャンブル行動研究とギャンブリング・パッション・スケール-先行国の研究事例を中心に-」『大阪商業大学アミューズメント産業研究所紀要』第17
  • 「韓国におけるカジノ産業の法制度と認識の変遷の研究」『大阪商業大学アミューズメント産業研究所紀要』第18
  • 「カジノ産業従事者の感情労働の考察」『大阪商業大学アミューズメント産業研究所紀要』第19
  • 「カジノマーケティングとジャンケットビジネス」『大阪商業大学アミューズメント産業研究所紀要』第20
  • 「韓国におけるカジノ産業の経済的波及効果の考察―産業連関モデルを用いた研究事例を中心に―」『大阪商業大学アミューズメント産業研究所紀要』第21
  • 「日本IRに向けた韓国カジノ産業の対策―訪日韓国人の需要を中心に―」『大阪商業大学アミューズメント産業研究所紀要』第23
  • 「責任あるギャンブル戦略とプリーコミットメント・システムに関する考察-外国におけるード基盤テクノロジーの導入事例-」『大阪商業大学アミューズメント産業研究所紀要』第24
  • 「カジノ産業従事者の感情労働の考察(2)-ジェイ・カスタマーと言葉の暴力-」『大阪商業大学アミューズメント産業研究所紀要』第25
  • 「韓国型IRへの環境造成と実現のための提言」『大阪商業大学アミューズメント産業研究所紀要』第26
学会
  • IR*ゲーミング学会
  • 韓国航空経営学会
  • 韓国観光学会
趣味 古代史研究、ウォーキング、ボウリング、写真

コラム

IR産業への期待

多くの観光大国は、カジノを観光資源として活用している。近年増加しているMICE需要に対応するため、IR(統合型リゾート)スタイルへと変貌を遂げている。アジア各国は、国際観光の中核としてIRを積極的に導入している。日本は30年にわたる合法化活動を経てIR法が成立し、アップグレードされた日本型IRを目指している。今後、日本ならではのコンテンツは国際IR産業に影響を与え、拡大発展を遂げると思われる。
一方で、ギャンブル依存の問題に対する社会内否定的認識が懸念される。アジアにおける有病率は、欧米よりも2倍以上高いという報告されている。アジア各国政府は、ギャンブル依存症の予防と対策に取り組む必要がある。域内のIR産業の拡大は、むしろギャンブル依存症に関する研究を活性化させ、問題の解消と大衆性の高い娯楽産業としての地位確立につながると展望される。これに対し、私の研究成果が活用されることを期待したい。