経営革新専攻
経営革新専攻の特色
起業家、ビジネスリーダーの育成を目標
「起業家」を目指す者に対しては、トップマネジメントとしての資質に加え、新たなビジネスモデルを創造し、事業化していく能力、市場動向を踏まえて事業の見直し・再構築をなしうる能力を育成します。「ビジネスリーダー」を目指す者に対しては、組織の経営資源を有効に活用し、環境変化に対応してビジネスモデルを継続的に革新していく能力、企業内において新たなビジネスモデルを創造し、事業分野の拡大や既存事業の抜本的変革を担う能力を育成します。
起業教育・起業家育成プログラムと連動した実践教育
本学における「起業教育・起業家育成プログラム」は、起業家の育成にとどまらず、常に新しいことにチャレンジする精神とビジネス社会における問題を発見・解決できる能力を備えた、「経営革新」を担う人材の育成を目指しています。本専攻では、実務家による講義や「ビジネス・アイディアコンテスト」、「インキュベーション施設」、「リエゾン・オフィス」(産学連携の窓口)、「起業家への出資制度」などを通して、理論と実践の相乗効果を目指しています。
比較地域研究を踏まえたグローバル企業の経営革新
国内市場が成熟化するなかで海外事業をいかに成功させるかが、日本企業の重要課題となっています。海外進出においては、進出国の経済・文化に適応してビジネスモデルを修正していく「現地化」が求められます。本専攻では、地域経済政策専攻に配置されている「比較地域研究科目」の学修(地域の経済的・文化的な差異に着目して地域の個性を発見)を踏まえて、グローバル企業の「現地化」について学びます。
地域経済研究、地域政策研究を踏まえた創造的中小企業の経営革新
地域経済の内発的発展のためには、地域独自の歴史や文化に裏づけされたクリエイティビティを持つ「創造的中小企業」の集積やそれら企業間のネットワーク構築、地域ブランドの確立など、地域マネジメントが不可欠です。本専攻では、地域経済政策専攻に配置されている「地域経済研究科目」および「地域政策研究科目」の学修(地域問題の理解・解決、経済発展のための「場」の生成・発展に向けたマネジメントおよび公共政策)を踏まえて、企業の経営革新を担う人づくりについて研究し、それを自ら実践していく能力を育成します。