大学院概要
「理論」と「実践」の融合で、地域問題の解決に取り組む
グローバル化がすすみ、国境を越えた競争や連携が活発になっています。さらに、IoT、AI、ロボット、5Gなどの技術革新により、「Society 5.0(超スマート社会)」が訪れつつあります。他方で、少子高齢化や自然災害リスクへの対応が喫緊の課題となり、近年ではパンデミックや戦禍によるサプライチェーンの障害が現実のものとなっています。地域経済に目を移しても、産業集積の衰退、中心市街地の疲弊や買物弱者問題など、様々な地域問題が顕在化しています。これらの問題を解決するためには、自ら地域問題を発見し、地域の歴史や文化、地域資源などを踏まえた解決策を考えることができる人材の育成が求められています。本大学院は、学問的基盤を経済学におく「地域経済政策専攻」と、経営学におく「経営革新専攻」からなります。両専攻を車の両輪のように有機的に連携させることにより、経済社会から発せられる要請に応えようとするものです。「地域経済政策専攻」は「地域に関する総合的、学際的な研究を行い、地域をめぐる諸問題の解決と政策の企画・立案に指導的役割を果たす人材の養成」、「経営革新専攻」は「地域経済を構成する企業の経営革新について研究を行い、企業経営に関する高度な専門的知識とグローバル・マインド、さらには崇高な倫理観をもつ起業家やビジネスリーダーの養成」を目指しています。本大学院は、国内有数の中小企業の集積地として知られる東大阪市に立地しています。グローバルに広がる企業ネットワークと、地域社会のダイナミズムに触れ、新たな知の探求に取り組みましょう。
建学の理念 世に役立つ人物の養成
建学の理念を支える4つの柱
- 思いやりと礼節
- 国際社会に通用する「思いやりと礼節」をわきまえた責任感の強い立派な人間
- 基礎的実学
- 学習活動に真面目に取り組み「基礎的実学」を修得した人間
- 柔軟な思考力
- いかなる状況の変化にも対応できる「柔軟な思考力」を保持する人間
- 楽しい生き方
- 困難な状況下でもつねにプラス思考で取り組み「楽しい生き方」のできる人間
「世に役立つ人物の養成」を建学の理念とし、それを具現化するための4つの柱を掲げています。社会で必要な知識・技能・資格を身につけ、広い視野・適応力・創造性を兼ね備えた、魅力ある人物の養成に力を注いでいます。
最も大切にしているのは、何事にもプラス思考で取り組める前向きな心。ここで学ぶすべての学生が楽しく充実した人生を歩めるように、一人ひとりに寄り添い、未来を見つめて共に考えながら、全力で支援していきます。
大阪商業大学 大学院組織図
大学院と研究施設の連携で、より高度な地域政策学の研究拠点へ
- 実効力のある地域政策を実現する人材を育成することで、地域へ貢献していきます。
- 新しい学問分野「地域政策学」の確立とその社会的還元を目指します。
- 地域経済政策専攻の3つのポリシーについて
- 経営革新専攻の3つのポリシーについて
- 研究生について