大商大ビジネス・アイディアコンテスト
ファイナル・ステージ
2024年度ビジネスアイディアコンテスト ファイナル・ステージ結果発表
2024年度は応募総数674件から、ファースト・ステージ、セミファイナル・ステージを突破した8名のファイナリストが、
10月26日(土)、ユニバーシティホール蒼天にて公開プレゼンテーションを行い、学長賞はじめ各賞が決定しました。
また、企業賞受賞者にも自身のアイディアについて発表してもらいました。各賞の受賞者には、賞状と賞金が授与され、
上位入賞者4名には副賞として、海外ビジネス研修も贈られました。詳細は下記の通りです。
受賞作品
学長賞
底開き花瓶
《自由部門》
アイディアの概要
アイディア名は、「底開き花瓶」です。
この商品は、名前の通り、"従来の花瓶の底が開く"というとてもシンプルな商品です。この商品を考えたきっかけは、母親が「底が開く花瓶とかはどう?」と言ってくれたのがきっかけでした。その理由が、生け花を家で飾っていて、そのお花から「洗わないことによる悪臭」・「花瓶の底に溜まったぬめり」があったからです。そこで、考えたのが、底が開くことによって、洗うこともでき・ぬめりも解消できる「底開き花瓶」です。
- 今回の取り組みでの自分の成長と今後の目標
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総合経営学部 経営学科2年 大西凛華さん
私は、今回の取り組みで成長したと思う点は、「パワーポイントの作成する力」です。どのような流れで話をするか・どの情報を入れたらいいかなど全く内容が進まず、家で過去のファイナリストの発表を分析したり、YouTubeなどでプレゼン講座や日本一の高校生の発表を観たりなどたくさん調べたりし、やっと完成することが出来ました。そして、今回のプレゼンでより自分のプレゼンに自信を持つ事ができました。今後、3年4年とまだまだパワーポイントを作る機会がたくさんあると思うので、今回の経験・学んだことを活かして大学生活を送っていこうと思います。
副学長賞
全面保護型ブックカバー
《自由部門》
アイディアの概要
このアイディアは、本全体を保護する「全面保護型ブックカバー」です。
通常のブックカバーは表紙と裏表紙のみを覆いますが、全面保護型は布とビニールで作られ、天・小口・地もカバーします。これにより、汚れや衝撃から本を守り、ページが折れるのを防ぎます。閉じるだけで簡単に全面をカバーでき、異なる厚さの本にも対応可能です。外出先でも本を安心して持ち歩けるようになるアイディアです。
- 今回の取り組みでの自分の成長と今後の目標
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総合経営学部 商学科3年 森本都生さん
2024年度大商大ビジネス・アイディアコンテストを通して私はパワーポイント作成全般の能力が向上したと実感しました。スライドの構成、相手に伝わりやすいスライドデザイン、自分が発表しやすいスライドの書き方など、発表するうえで必要なパワーポイントの技術を磨くことが出来ました。2年前の自分の状態と比較しても成長が感じられ、自信になりました。今後の目標は来年度のビジネス・アイディアコンテストのファイナル・ステージに残ることです。自分のアイディアを形にする楽しさと能力に気づいたため、さらに能力を伸ばせるように来年も挑戦したいです。
東大阪商工会議所 会頭賞・オーディエンス賞
品切れ報告システム
《自由部門》
アイディアの概要
店頭に商品がなくなっていた時、お客がお店に品切れの報告をするというシステムです。
入り口等にQRコードを貼っておき、それを読み取ってもらうことで来店ポイントを付与します。その後は商品一覧がスマホに表示され、いつも通り買い物をしてもらいます。品切れ商品を見つけた場合、商品一覧から商品をタップし写真を添付して、報告する度に報告ポイントが付与されます。
- 今回の取り組みでの自分の成長と今後の目標
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総合経営学部 商学科2年 水時優聖さん
今回の取り組みでいろいろな面で成長できたと思います。広い会場で発表するという機会は今までなかったため、声の出し方やメンタル面での成長ができたと思います。さらに、時間をかけて作成したプレゼン資料は達成感に加えて社会に出てからも必要となるスキルだと考えているので、今回の取り組みで大きく成長できたと思います。
今後の目標としては今回取れなかった副学長賞や学長賞を受賞したいと考えています。悔しい気持ちや向上心をバネに来年こそは1番になります。そのためには今回の取り組みで見つかった反省点をしっかりと改善していき、昨年よりも良いものを考えましたと自信を持って発表したいと考えています。
NPO法人東大阪地域活性化支援機構 理事長賞
目視くん
《自由部門》
アイディアの概要
目視くんは、オンライン会議を利用する中でカメラ部分を見る時に不慣れなことからくる辛さを解消する商品です。
クリップ状になっており、パソコンの画面上部に挟むことで使用することができます。中心に穴が空いており、そこにパソコンのカメラ部分を合わせることで使用することができます。表面のデザインは人の目をデザインすることで、使用者の視線を自然とカメラに向けるようにします。デザインに種類を設けることで様々なニーズに対応できるようにしたいと考えています。
- 今回の取り組みでの自分の成長と今後の目標
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総合経営学部 経営学科4年 松本 陸さん
去年もこのコンテストに参加しましたが、セミファイナル・ステージで落選してしまい悔しい思いをしていました。しかし、今年のコンテストは絶対に求められる商品を発案し、その商品の便利性や機能についてしっかりまとめ上げることで賞を受賞することができました。このコンテストで挑戦することの重要性をしっかりと理解することができました。多くの企業の方の前でのプレゼンなど早々できないことをやって退けたので、今後社会人になってからも活かしていきたいと思います。他のコンテストにも参加し、実績を積みたいと思います。
優秀賞(順不同)
キャリーケースと圧縮袋が合体⁈
《自由部門》
アイディアの概要
キャリーケースの中に圧縮袋をくっつけたものになります。
ポイントは3つあり、1つ目は、圧縮袋の大きさを気にせず簡単にパッキングが出来ることです。2つ目は、お土産などのスペースを空けてキャリーケースに物を収納しても圧縮によりスペースが埋まりキャリーケース内で物が乱雑にならないことです。最後の3つ目は、パソコンなどの精密機器を入れても、圧縮で全く動かなくなるので安全に運ぶことができることです。
- 今回の取り組みでの自分の成長と今後の目標
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総合経営学部 商学科2年 工藤瑚花さん
今回の発表で成長できたことは、ホールにおいて公開の場で正式な発表をしたことです。今までこのような経験がありませんでした。当日もありえないくらいの緊張で涙目になり、今すぐ逃げ出したかったのです。しかし、これをやり遂げたことで一つの自信がついたと思います。
また、本番までの過程の中にも様々な課題点がありました。自分の発表に自信をもてなかったり、提出期限を十分に意識できていなかったなど、冷静になれなかった事がありました。今後は連絡内容を把握して、やるべきことを整理して、効率的かつ計画的に課題を取り組んでいこうと思います。
優秀賞(順不同)
一人でファスナーを上げられるベルト
《企業部門》
課題提供企業:スマイルキッズ株式会社
アイディアの概要
私が考えた商品は「1人でファスナーを上げられるベルト」です。
この商品はワンピースなどの後ろにファスナーのある服を着る女性を対象に考えたものです。今までは1人でファスナーを上げることは難しく、着ることを諦めている人もいました。しかし、「ファスナーを上げられるベルト」はベルトの先にS字のフック部分を付ける事で、1人で着る前にファスナーの穴に通してベルトを上げることでファスナーを閉めることができます。そして、取り外しも簡単にできるという商品です。
- 今回の取り組みでの自分の成長と今後の目標
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総合経営学部 商学科2年 中村朱花さん
今回の取り組みで成長できたことは、ビジネス・アイディアコンテストのファイナル・ステージに向けて一人で全ての準備を行い、発表することができたことです。これまで1人で7分間の発表をする機会がなかった為、とても貴重な経験ができました。この経験を生かして今後の目標としては、他の人の発表を聞いて学ぶ部分がたくさんあったので、もっと他の方々のように堂々と発表出来るようにしていきたいという事です。その為、これから発表等の機会があればどんどん挑戦していきたいと考えています。
優秀賞(順不同)
万代フードギャラリー
《企業部門》
課題提供企業:株式会社 万代
アイディアの概要
私のアイディアは既存の万代アプリの新機能として、万代で購入した商品を利用して作成した料理を顧客が投稿できる機能を搭載するというアイディアです。
具体的には、1週間に一回、万代で購入した商品で作った料理を投稿でき、その投稿に合わせて万代アプリ内のポイントが付与されるというものです。これは顧客側にはポイントが貯まるという利点があり、万代側にもこの機能が売り上げにつながるという利点があります。ポイント付与の基準は投稿の「いいね」の数に応じて付与されます。10個の「いいね」がつけば1ポイントがもらえるというものです。
- 今回の取り組みでの自分の成長と今後の目標
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公共学部 公共学科3年 山口赳留さん
今回のコンテストにおける自分の取り組みでは、実際にこのアイディアに需要があるのかを確かめるためにアンケートを行いました。1年生の時にもファイナル・ステージまで進んでいたものの、このようなアンケート調査まではしていませんでした。そのようなことを考えると、以前よりも積極性や行動力がついたと思います。また、1年生の時と比べて、パワーポイントの完成度が上がり、分かりやすく作れていたこと、色なども工夫して多くの色を使わなかったことなど、資料作りの面でも大きく成長したと感じました。私は、聞き手の興味の持ちやすい話し方や、より分かりやすい説明をできるようにしていきたいと思っています。このことから、伝え方の工夫や聞き手を引き込む工夫が今後の目標です。
優秀賞(順不同)
放り込みレシートボックス
《自由部門》
アイディアの概要
「放り込みレシートボックス」はレシートを手軽に保管できる商品です。
この商品は日々発生するレシートを保管しないといけない個人事業者をターゲットとして想定しています。箱にレシートを放り込むだけでいいので、急いでいるときや大雑把な人でも忘れることなくしまうことが出来ます。
- 今回の取り組みでの自分の成長と今後の目標
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総合経営学部 商学科2年 西村明日香さん
私はビジネス・アイデアコンテストを通して、発表の流れを意識してパワーポイントや原稿を作成できるようになりました。まだまだ分かりにくいところはありますが、ただ自分が伝えたいことばかりではなく、聞き手が知りたいことを考えて構成できるようになりました。
また、自分が考えたアイディアをどのように実現するか、そのためにどのような課題があるのかを詳しく考えられるようになりました。
今後の目標は、今回上手くできなかった部分を改善し、他の方の発表や審査員の皆様のコメントで得た知識を活用して、次回以降のビジネス・アイデアコンテストでも発表の機会を頂けるような商品を考えることです。
企業賞
最後まで使えるキレイボトル
《企業部門》
課題提供企業:スマイルキッズ株式会社
アイディアの概要
シャンプーボトルの底がくぼんでいて溶剤が溜まりやすいことや開けることができるというものでこのアイディアでは、今までのシャンプーボトルの悩みであった最後残っているのに出ないといったことを手で取ることで問題が解消でき、ボトルが汚れても洗い流しが楽になります。また底が開くので今まで詰め替えの時に溶剤を入れにくかったものが入れやすくなり、詰め替え用をそのまま使えるようにしたというものです。
- 今回の取り組みでの自分の成長と今後の目標
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総合経営学部 経営学科2年 瑞慶覧長太さん
今回のビジネス・アイディアコンテストはゼミの課題で軽い気持ちで応募しましたが、ファイナル・ステージまで残って大ホールで発表をするという経験することのない経験ができ、プレゼンテーションの能力や最後までやり切るという力が付き、成長することが出来ました。そして今後の目標としてどんなことにでも挑戦していき、来年もビジネス・アイディアコンテストに応募して今回よりもいい結果を残したいと思いました。
企業賞
万代で健康キャンペーン
《企業部門》
課題提供企業:株式会社 万代
アイディアの概要
このアイディアはお客様の健康意識の向上、万代の知名度、魅力を上げることのできるといった相互利益のあるアイディアです。
このアイディアの手順としてはまず、お客様には万代で食材を購入してもらいます。次にその食材を使い健康料理を自分なりに作ってもらい、出来上がった料理の写真をSNSに投稿してもらいます。投稿することにより、他のユーザーは健康料理の知識を高められまた、万代の食材を使ってもらっていますので商品の魅力や知名度を上げることができます。
- 今回の取り組みでの自分の成長と今後の目標
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総合経営学部 商学科3年 堀内智貴さん
このアイディアを提出する前は自分には創造力がないのでセミファイナル・ステージですら通らないと感じていました。その中でゼミナールやその他の授業内でアイディアを導き出す方法などを学びどのようなアイディアが人の役に立つのかを考えながら組み立てをしました。
その結果、提出したうちの2つがセミファイナル・ステージに進出、うち1つは企業賞という結果で終えることが出来ました。最初は自信がありませんでしたがこの結果を経て大きな自信をつけることが出来ました。今後は来年度こそ学長賞を獲得すること、社会に出た際に自分の創造力を大きく生かすことが目標です。