池田潔ゼミナール | フィールドワークゼミナール | 大商大の学び | 大阪商業大学 - Osaka University of Commerce

フィールドワークゼミナール

池田潔ゼミナール

フィールドワークによる中小企業と地域・社会との共生に関する研究
(フィールドワークゼミナールⅡ・Ⅲ・Ⅳ)

地域社会の一員である中小企業は、地域社会と共存する形で成り立っています。 たとえば中小製造業は地元から従業員を雇用したり、地域の他の企業と連携したりしてものづくりを行っています。地域との関係が深い中小企業ですが、近年、単に商品やサービスを提供するだけでなく、地域社会が抱える課題解決にも乗り出しています。中小企業の実態や、中小企業が立地している地域との関わりなどについて調査・研究を行い、学生目線で中小企業と地域社会との共生に向けた企画・提案を行っています。今年度は5つのクライアントにお世話になりましが、それぞれごとに学生メンバーが分かれて活動しています。具体的には、大正区チーム、カワキタチーム、MACHICOCOチーム、てづくり工場組合チームでは主にイベントの企画・運営を、フセラシチームは企業紹介ビデオを作成しました。以下、取組内容ごとに記します。

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イベントの企画・運営

大正区では、大正区がものづくりの町であることを地元の人にアピールするため、子供を対象にものづくりフェスタが開催されています。このイベント開催に向けて、大正区チームは参加する子供たちが会場で手作りできるものを学生が提案し、当日は子供たちのお手伝いや会場運営をサポートしました。

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カワキタチームとMACHICOCOチームは、両方のクライアント企業が花園EXPOに参加することとなり、それぞれのイベントの企画・運営に携わりました。カワキタチームはクライアント企業の新商品を来場者に広報するため、学生たちが作成したPR動画を会場でながしたり、チラシ作成やアンケート調査を行いました。MACHICOCOチームは、ミニ四駆大会を開催することとなり、当日までにクラウドファンディングの募集案内文の作成や、インスタグラムを毎週更新するなど、情報発信を行いました。また、チラシを作成し、模型店や高校、大学などに配布・出場依頼の交渉なども行いました。

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てづくり工場組合は、組合がある九条が鉄の町であることを地元の人や子供たちにアピールするため、前年度にクライアント企業が作成した鉄製の看板を工場や商店の前に置かせてもらい、クイズラリーを行いました。チームのメンバーは、当日、参加児童にゲームの説明や司会進行など、会場運営を行ないながら、会場の雰囲気づくりに貢献していました。

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企業紹介ビデオの作成

フセラシチームは、㈱フセラシの子会社であるフセラシファスナー㈱の動画を作成することが課題となりました。そこでまず、同社の最大の取扱商品である㈱フセラシのナットづくりの現場を見るため、㈱フセラシ三重工場に訪問し、実際に作られた製品に触れ、説明を受けました。フセラスファスナー㈱では企業概要等の説明をうけたあと、ドローンを使って企業の様子を撮影し、企業紹介動画として取りまとめました。なお、ナレーションは作成した文章のセリフをAIによる音声で吹き込むなど、最新の技術を駆使しました。

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