豊山宗洋ゼミナール | フィールドワークゼミナール | 大商大の学び | 大阪商業大学 - Osaka University of Commerce

フィールドワークゼミナール

豊山宗洋ゼミナール

茨木市シルバー人材センターは、市役所の近くで会員運営のそば処「茨木」を開業しています。店舗ではそば打ち体験もおこなっており、ゼミ生も参加しました。あんなに「短い」そばを食べたのは初めてでした(笑)。

若者の目線で高齢社会の就業を考える-学外調査にもとづいた提言-
(フィールドワークゼミナールⅡ・Ⅲ・Ⅳ)

 みなさん、シルバー人材センターって知っていますか? あまり知らないですよね。シルバー人材センターは高齢者に仕事を紹介する団体で、全国に1,341あり、会員は70万人弱(東大阪市の人口が50万人弱なのでそれよりも多い)います(2024年3月31日現在)。

 みなさんにとっては遠い存在、関係のない存在のように思えても、その気になって周囲を見渡せば、結構活躍しているセンター会員がいます。大阪商業大学でいえば図書館や6号館の受付、スーパーでいえばカート整理などに従事しています。
高齢化問題という言葉は、皆さんも何度となく耳にしたことがあると思います。でも現在の高齢者は昔と比べると、とても元気になっています。シルバー人材センターはそうした高齢者に仕事を提供し、収入・健康・生きがい・友人を生み出しています。
 こんなにも社会に貢献している団体であるにもかかわらず、近年会員数は減少しています。豊山ゼミナールのミッション、それは「多くの人にシルバー人材センターを知ってもらい、多くの高齢者に会員になってもらう」というものです。

シルバー人材センターの課題解決プロジェクト

 2024年度現在、茨木市、門真市、堺市、箕面市、八尾市の5つのセンターと連携しています。ここ数年力を入れているのは「女性会員の増加」プロジェクトです。全国の高齢者人口は女性が多いのですが、センター会員となると逆に男性の方が多くなります。そこで女性会員を増やすために各センターがどのようなことをしているのかを調べ、その情報をセンター間で共有する機会を作っています。

「シルバー人材センターを楽しむ」プロジェクト

 ゼミ生がセンターのPRをするためには、ゼミ生自身がセンターの良さ、楽しさを知らないといけません。そこで「シルバー人材センターを楽しむ」ために、センターのガイドを利用して観光に行ったりしています。またセンターは農園事業をしているところもあり、農業体験にも参加しています。ゼミ生には「関西でおもしろい事業をしているセンターを調べ訪問し、PRしましょう」と言っています。

姫路市シルバー人材センターの観光ガイドを利用して、姫路城観光をしました。会員の方は詳細なノートを作成しており、天守閣までの階段も難なく上り下りしていました。頭も身体も健康になるわけだ!