地域社会と中小企業(講座スケジュール)
謎の民「プラナカン」に学ぶアジア発イノベーション
2020年05月28日
日本経済新聞社
論説委員兼編集委員
太田 泰彦
東南アジア各地に「プラナカン」と呼ばれる不思議な人々が住んでいます。
中国大陸からマラッカ海峡に渡った華人が、マレー人など地元の民族と交わり、個性的なハイブリッド文化を築き上げました。
中国風ではなく東南アジア流でもない。そんな個性的な色彩や味覚、風習は世界に類を見ません。
その末裔たちの中から、いま多くのベンチャー企業が生まれ、アジア発のイノベーションを世界に発信しています。
本講義では、日本人に馴染みが薄いプラナカン文化を紹介しながら、時代の変化の荒波の中でどうすれば新しい経済価値を生み出せるか、
その条件を考えます。