地域社会と中小企業(講座スケジュール)
大阪ワインの苦難の歩みと地域資源を生かした未来への取り組み
2019年05月30日
カタシモワインフード株式会社
代表取締役
髙井 利洋
大阪ぶどうの歴史は古く、明治の初期にさかのぼります。大正の中期から昭和の初期にかけて日本一のぶどうの栽培量を誇っていました。その後、第二次世界大戦を境にぶどう畑の減少が止まらず、都市化や農業従事者の高齢化、後継者不足によりますます減少しています。ワインも同様に、昭和の初期には119社あったワイン醸造所が戦後は3社にまで減少しました(現在は6社)。我々が直面している課題の多くは日本の地方都市に共通します。1つずつ解決しつつ、未来の大阪ぶどうとワインのビジョンを描く、日々の取り組みをご紹介します。