地域産業振興論(講座スケジュール)
みんなのX(天職)を活かすまちづくり~1人1研究所社会を構想する
2018年11月22日
半農半X研究所代表
総務省地域力創造アドバイザー
塩見 直紀
25年ほど前から、「半農半X(=天職)」コンセプトを提唱してきました。半農半Xという生き方、暮らし方は海を超え、台湾、中国、韓国にもひろがっています。大和言葉では、植物の「種(たね)」の「た」は、「高く、たくさん」など広がりを、「ね」は「根っこ、根源」を意味します。「根っこ」である地域、文化を大事にしつつ、各自が創造性・想像性の翼を自由にひろげ、後世にすばらしい贈り物を遺していく時代。1人ひとりが自分のX(ライフワーク)を生涯探究し合い、貢献する社会を私は「1人1研究所社会」と呼んでいます。成熟したそんな社会、時代がつくれないか、みなさまとともに考えてみたいと思います。
塩見直紀
1965年、京都府綾部市生まれ、同市在住。フェリシモを経て、1999年、33歳を機に故郷の綾部へUターン。2000年、半農半X研究所を設立。21世紀の生き方、暮らし方として、「半農半X」コンセプトを20年前から提唱。著書に『半農半Xという生き方【決定版】』など。本は翻訳され、台湾、中国、韓国でも発売され、海外講演もおこなう。X応援のために、コンセプトスクールや綾部ローカルビジネスデザイン研究所、スモールビジネス女性起業塾などもおこなう。