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地域産業振興論(講座スケジュール)

地域の芸術文化の多様性を守る
―映画館の非営利運営という選択―

2023年11月30日

一般社団法人 豊岡コミュニティシネマ

代表理事

田中 亜衣子

地域の芸術文化の多様性を守る―映画館の非営利運営という選択―

一度閉館から復活し、コロナ禍再び休館となった地方の小さな映画館をどうやって営業再開して、これからどうやって生き残っていくのかをお話しします。私たちが行ってきたこと、そしてこれからの挑戦を紹介します。売れないものは淘汰されていくのは当たり前かもしれない。それでも、地域に「映画館で映画を観る」という選択肢を残したい。選択肢が多いということが、地方を豊かにしていくはずだから。10万人以下の地域にこそ、映画館は必要だ。レンタルは配信は、結局は自分の興味関心の中だけ生きていける世界。みんなが「売れるもの」だけを観る世の中って怖くない?そろそろ頭を使って考えるときなんじゃない?と世の中に問い続ける私たちは、ミニシアターと呼ばれる映画館で上映される映画を届けることも、"みんなが観たい"大衆向けの商業大作を上映することも大切だと思っています。どちらかだけが良い、と言いたいのではなく、どちらも大切。どちらもこの世界を構成する、多様な文化だから。